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不可解ジャッジで三球三振。大谷翔平が不満げな表情を浮かべたシーンが物議「いくらなんでも外れすぎだ!」

THE DIGEST編集部

2022.06.04

ストライクコールをされた瞬間に首を傾け、フラストレーションを露わにした大谷。この三振シーンには地元局の解説者も同情の声を上げた。(C)Getty Images

ストライクコールをされた瞬間に首を傾け、フラストレーションを露わにした大谷。この三振シーンには地元局の解説者も同情の声を上げた。(C)Getty Images

 さすがの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)も「それはないでしょ」と言わんばかりのやりきれない表情を浮かべた。それぐらいに明らかなゾーンだった。現地時間6月3日に敵地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズ戦の第1打席に喫した三振シーンでの一コマである。

 エンジェルスがフィリーズに0対10の大敗を喫したこの試合で大谷は3打数ノーヒット(1四球)に終わった。そのなかで彼が最も感情を露わにしたのが、初回に巡ってきた第1打席だった。

 この場面で大谷は相手先発右腕ザック・エフリンと対峙。初球から立て続けに来た94マイル(約151.2キロ)台の4シームを弾き返せずに、あっという間に追い込まれる。そしてカウント0-2から外角低めに投じられた79.7マイル(約128.2キロ)の緩いカーブを見逃す。

 あからさまな“釣り球”で、ボールゾーンへと落とされた一球。それだけに背番号17もボールだと確信めいて見送った。しかし、球審のラモン・デヘスースは「ストライクッ!」と宣告。これには大谷も顔色を変え、「え? いまのが?」と言いたげな不満げな表情を浮かべ、首を振りながらベンチへと引き返した。
 
 大谷がそんな表情になるのも無理はない。彼の選球眼は間違ってはいないからだ。MLB公式サイトが公開しているチャートでは、いずれも見送った1球目と3球目は外角のストライクゾーンから大きく外れている。

 球審も人の子。彼らも肉眼で判断しているため、厳しい判定を強いられたのかもしれない。しかし、大谷の三振シーンには、現地識者も異を唱えている。エンジェルスの地元局『Bally Sports West』の解説者を務めるマイク・グビサ氏は問題のシーンについて「ちょっと、ちょっと! いくらなんでもこれは外れすぎた!」と猛然と批判した。

 ジャッジにも苦しめられ、2試合連続ノーヒットに終わった大谷。直近7試合での主な打撃成績も打率.174、9三振と不振気味なだけに、その状態が不安視される。

構成●THE DIGEST編集部

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