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侍ジャパン

「世界一を獲ると決めていた」。逆転3ランで山田哲人が果たした2つの”雪辱”

スラッガー編集部

2019.11.17

「悔しい思いを胸にフルスウィングした」。2回の逆転3ランを山田はそう振り返った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

「悔しい思いを胸にフルスウィングした」。2回の逆転3ランを山田はそう振り返った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 プレミア12を戦っていた稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンは17日、韓国との決勝を5対3で勝利し、見事世界一に輝いた。

「世界一を獲ると決めていたので、それが実現して良かったです!」

 2回、2点ビハインドの場面で値千金の逆転3ランを放った山田哲人(ヤクルト)は、試合後のインタビューで達成感あふれる表情で思いを吐露。
 
「今大会は全然打てずチームに迷惑をかけていたので、悔しい思いを胸にフルスウィングしました」

 続く言葉には忸怩たる思いが込められていた。大会通じての打率はわずか.200。復活を待望する声は大きかったが、最高の場面で、最高の一打が、ついに出た。

「4年前も韓国に負けて悔しい思いをしたので、その思いが晴らせて良かったです」

 2大会続けて代表入りした山田にとって、世界一奪還は至上命題。
不振からの復活、因縁の韓国相手の逆転決勝ホームラン。山田はあの一振りで、2つの雪辱を同時に果たした。

構成●スラッガー編集部

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