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MLB

「オールスターの有力候補だ!」古巣相手に快投のダルビッシュを米メディアが絶賛!復活遂げた思い出の敵地で「クオリティを発揮した」

THE DIGEST編集部

2022.06.16

8回を被安打5、失点1に抑え、今季6勝目を挙げたダルビッシュ。(C) Getty Images

8回を被安打5、失点1に抑え、今季6勝目を挙げたダルビッシュ。(C) Getty Images

 かつてのホームグラウンドでさらに自信を深めた。

 現地時間6月13日、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、シカゴ・カブスを相手に8回を5安打1失点、7奪三振と見事な投球を繰り広げ、今季6勝目を手にした。
 
 先発投手同士の投げ合いが続き、1対1から8回表に味方打線が3点を追加したその裏。マウンドに立ったダルビッシュは、2死一、三塁の場面を迎えるも、カブスのイアン・ハップをスプリットで空振り三振に斬って取り、この試合の役割を果たした。最後のアウトを取った直後、雄叫びを上げながらマウンドを降りる姿は、この日の力投をさらに象徴付けるシーンとなった。

 敵地リグレーフィールドでみせた圧巻のピッチングは、海外メディアでも大きな反響を呼んでおり、米スポーツサイト『The Athletic』ではこの日の結果を受け、移籍後2シーズン目を迎えた今季のパフォーマンスや、カブス在籍時のエピソードなどを伝えている。

 記事では冒頭より「3年弱前、ダルビッシュはこのスタジアムでキャリアを復活させるための船出をした。2019年は後半から調子を上げ、さらに短縮された2020年シーズンはサイ・ヤング賞投票で2位となった。かつてダルビッシュにブーイングをしていたカブスファンは、彼の復活に喝采を送った」と、カブスでの復調を遂げたシーズンを振り返っている。

 続けて「だから、月曜日は特別な意味を持っていた。彼は試合前の悪天候の脅威にもまったく動じない様子だった。移籍後、リグレーフィールドでの初先発となったこの日、彼はカブス時代に取り戻したクオリティを同じように発揮した」と、古巣を相手にしたゲームの投球を称えた。

 また同メディアは、ダルビッシュ自身がカブス時代について「自分のキャリアの中で最も好きな球団」だったと明かしているとして「カブスでは比類なき投球術を披露し、さらにそのカリスマ性を発揮した。パドレスでも同様に快適に過ごし、実力を示している」と、2シーズン目となるパドレスでのここまでの活躍を評している。

 さらに記事の中では、「ダルビッシュがこのような投球を維持できれば、パドレスは貴重な利益を得ることができる。オールスター戦の有力候補だ」と今後のシーズンへの期待を綴った。

 輝きを取り戻すきっかけとなった古巣との対戦で、恩返しともいえる結果を残したダルビッシュ。35歳の右腕のピッチングは、ここからさらに磨かれてゆく。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】古巣相手に圧巻の投球! ダルビッシュが6勝目を挙げたカブス戦のピッチングハイライト

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