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あわやノーヒッターにネビン監督代行は大谷翔平を絶賛「かなりいい球を打った」。“リアル二刀流”前夜の奮闘には懸念も

THE DIGEST編集部

2022.06.17

ネビン監督代行(左)の就任後も苦戦が続くエンジェルス。15日のドジャース戦では、大谷(右)が“ノーノー阻止”も3連敗を喫した。(C)Getty Images

 あわやノーヒッターの試合展開に監督代行も肝を冷やしたようだ。

【動画】ノーヒッターはさせん! 大谷が9回に放った"意地のスリーベース"をチェック

 現地時間6月15日、ロサンゼルス・エンジェルスは、敵地で行なわれたロサンゼルス・ドジャースとの「フリーウェイ・シリーズ」に1対4と完敗。9回1死まで無安打に抑えられていたなか、「3番・DH」の大谷翔平は、チーム初安打となるスリーベースで屈辱の大記録を阻止した。

 この日、ドジャース先発で8回1/3を投げ、1失点、8三振と好投したのは、左腕タイラー・アンダーソン。昨季2度対戦している大谷にとって、3打数3安打と相性のいい相手だったが、この日は第1打席から見逃し三振、空振り三振、ショートゴロと苦戦。第4打席で一矢報いたものの、チームの逆転にはつながらなかった。
 
 MLB公式サイトによると、エンジェルスの指揮を執るフィル・ネビン監督代行は試合後、大谷が放った土壇場での"ノーノー阻止打"について「オオタニにとってタフなマッチアップだったし、9回で打つには厳しい状況でもあった。ノーヒットなんて食らいたくないからね」と振り返っていたという。

 さらに、「彼はかなりいい球を打った。その前に打ち取られたときと同じような球をコーナーに引っ張ったんだ」と続けると、「今夜は長時間のフライトがあり、明日投げるのにスリーベースを打ったから心配だが、彼は大丈夫だろう」とコメント。翌日に先発登板を控える背番号17の回復に信頼を寄せているようだ。

 これでエンジェルスは、12日のニューヨーク・メッツ戦から3連敗。相変わらず苦しい状況が続いているが、大谷の二刀流パフォーマンスで流れを変えられるか。今季11度目のマウンドに上がるサムライの活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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