少し残念なニュースが飛び込んできた。『ニューヨーク・ポスト』紙は現地6月16日、現在メジャー最多25本塁打を放っているアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が、7月に行われる球宴HRダービーの出場を見送る意向だと報じた。
同紙からダービー参加について聞かれた巨漢スラッガーは「ノーだね。出る必要はない」と返答。「俺は過去に一回出てるし。それで十分だよ」と、ドジャー・スタジアムで開催される夢のイベントに出場しないことを明らかにした。
このオフに初のFAを迎えるジャッジは、ヤンキースからの7年2億1350万(約277億円)の延長契約を拒否して開幕を迎えると、それを正当化するように圧倒的な打棒を披露。 年間60本を優に超えるペースでホームランを量産し、バリー・ボンズのMLBシーズン記録(73本)更新を期待する声も出ている。しかも、今季は“飛ばないボール”が導入されて各打者が苦しんでいるだけに、ジャッジの“怪物ぶり”は強烈なインパクトを与えている。
【動画】ジャッジの勢いが止まらない! 自身初のサヨナラアーチは“お釣りナシ”の豪快弾
ジャッジはメジャー2年目の2017年にも開幕から衝撃的なパワーを見せつけて一大センセーションを巻き起こすと、リーグ最多得票でオールスターに出場。そして、ホームラン・ダービーにも招待されて見事優勝を果たした。しかし、この時の“経験”がその後の参加を見送るきっかけとなってしまった。
現行のHRービーのルールは、制限時間内にどれだけ本塁打を量産できたかを競うもの。最大3ラウンドを戦い、短時間のうちに100回以上もフルスウィングしなければならない。そしてジャッジは、17年のHRダービーがきっかけで肩を負傷。後半戦に数字を落とす遠因となったと振り返っている。
HRダービーに参加すると、故障はともかくスウィングを崩しやすいとの指摘は以前から出ており、昨季の大谷翔平(エンジェルス)も、HRダービーに出場したことが後半戦の不調の原因とも言われていた。
ジャッジだけでなく、近年は多くのスター選手がさまざまな事情でHRダービー出場を回避することが多い。19年から、MLB機構は優勝賞金として100万ドル(約1億3000万円)、参加者にも高額の報酬を与えるようになったが、年俸が低い若手選手はともかく、すでに大金を手にしているスター選手にはあまりインセンティブにはなっていないようだ。
何はともあれ、出場していれば最大の目玉となったはずのジャッジが出場しない可能性が高まり、事態は混沌。19、21年にダービーを制した(20年は球宴が行われなかった)ピート・アロンゾ(メッツ)が史上初のV3を狙うのか、それとも大谷が昨年のリベンジとばかりに再び出場するのか。約1ヵ月後に迫ったHRダービーの動向に注目だ。
構成●SLUGGER編集部
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このオフに初のFAを迎えるジャッジは、ヤンキースからの7年2億1350万(約277億円)の延長契約を拒否して開幕を迎えると、それを正当化するように圧倒的な打棒を披露。 年間60本を優に超えるペースでホームランを量産し、バリー・ボンズのMLBシーズン記録(73本)更新を期待する声も出ている。しかも、今季は“飛ばないボール”が導入されて各打者が苦しんでいるだけに、ジャッジの“怪物ぶり”は強烈なインパクトを与えている。
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ジャッジはメジャー2年目の2017年にも開幕から衝撃的なパワーを見せつけて一大センセーションを巻き起こすと、リーグ最多得票でオールスターに出場。そして、ホームラン・ダービーにも招待されて見事優勝を果たした。しかし、この時の“経験”がその後の参加を見送るきっかけとなってしまった。
現行のHRービーのルールは、制限時間内にどれだけ本塁打を量産できたかを競うもの。最大3ラウンドを戦い、短時間のうちに100回以上もフルスウィングしなければならない。そしてジャッジは、17年のHRダービーがきっかけで肩を負傷。後半戦に数字を落とす遠因となったと振り返っている。
HRダービーに参加すると、故障はともかくスウィングを崩しやすいとの指摘は以前から出ており、昨季の大谷翔平(エンジェルス)も、HRダービーに出場したことが後半戦の不調の原因とも言われていた。
ジャッジだけでなく、近年は多くのスター選手がさまざまな事情でHRダービー出場を回避することが多い。19年から、MLB機構は優勝賞金として100万ドル(約1億3000万円)、参加者にも高額の報酬を与えるようになったが、年俸が低い若手選手はともかく、すでに大金を手にしているスター選手にはあまりインセンティブにはなっていないようだ。
何はともあれ、出場していれば最大の目玉となったはずのジャッジが出場しない可能性が高まり、事態は混沌。19、21年にダービーを制した(20年は球宴が行われなかった)ピート・アロンゾ(メッツ)が史上初のV3を狙うのか、それとも大谷が昨年のリベンジとばかりに再び出場するのか。約1ヵ月後に迫ったHRダービーの動向に注目だ。
構成●SLUGGER編集部
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