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驚異の180キロ弾に土壇場9回に同点弾!! エンジェルスは延長で敗れるも、大谷翔平は1試合2発の3ラン、計8打点の大活躍!

THE DIGEST編集部

2022.06.22

3番DHで先発した大谷が2本の3ランアーチを放った。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間6月21日、本拠地エンジェル・スタジアムで行なわれているカンザスシティ・ロイヤルズ戦に3番・DHで先発出場した。大谷は第3打席で、8試合ぶりの第14号3ランを放ち、9回の第5打席では再び同点の15号3ランを放った。試合は、12-11でロイヤルズが勝利を収めている。

 大谷は、初対戦となったロイヤルズ先発のジョナサン・ヒーズリーと対峙。1回裏の第1打席でバットの先端部に当てながらもしぶとくセンター前に運び、2試合連続の安打を放つと、5回の第3打席では6球目の速球を強振すると、打球はぐんぐん伸びて右中間スタンドへ。完璧に捉えた大谷らしい豪快な一撃は、8試合ぶりの14号3ランホームランとなった。

 そして5-7と2点ビハインドで迎えた7回裏の攻撃。1死一、三塁で第4打席に入った大谷は、ロイヤルズ5番手のゲーブ・スピアーが投じた3球目を打ち上げ犠牲フライ。1点差に追い上げる打点を記録すると、続く4番のジャレッド・ウォルシュが右中間へ三塁打を放ち、エンジェルスが7-7の同点に追いつく。
 しかしエンジェルスはその後、リリーフ陣が打ち込まれ、7-10と再び3点のリードを奪われてしまう。そして、大谷に回ってきた9回の第5打席は、1死一、二塁と、ホームランが出れば一打同点のチャンス。この場面で大谷は2ボール・2ストライクからの5球目をフルスイング。打球は打った瞬間に分かる同点の3ランホームラン。この日2本目の15号で、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 しかし、10‐10の同点でタイブレーク方式の延長戦にもつれ込んだ試合は、11回表にエンジェルスの7番手ホセ・キハダがロイヤルズの先頭打者ウィット・メリーフィールドに勝ち越しの二塁打を許すと、内野安打でさらに1点を追加されてしまう。10‐12と2点リードを許し、11回裏の攻撃へ。そして、大谷に回ってきた6回目の打席は、11-12と1点差に迫り、1死一、三塁でホームランが出れば逆転サヨナラという場面。しかし、ここは詰まった当たりでレフトフライの犠牲フライで1点を返すにとどまり、後続のウォルシュも倒れ試合終了。

 試合は結局、エンジェルスが11-12で敗れたものの、大谷は1試合2本の3ランと計8打点を叩き出し、まさに今季一番の"ショータイム"とも言える活躍を見せている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】今シーズン一番のショータイム! 大谷翔平の9回裏起死回生の同点3ラン!
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【動画】まさに起死回生! 大谷翔平が土壇場9回裏に劇的な同点15号3ランアーチ!