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「戦力充実度」と「財政余裕度」から診断! 23年オフのFA市場で大谷翔平と最もマッチするチームは?【ア・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.06.22

23年シーズン終了後にFAとなる大谷。エンジェルスと再契約する可能性はどれくらいあるのだろうか?(C)Getty Images

23年シーズン終了後にFAとなる大谷。エンジェルスと再契約する可能性はどれくらいあるのだろうか?(C)Getty Images

2023年シーズン終了後にFAとなる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。その頃、彼に最もフィットする球団は果たしてどこなのか? 主力選手との契約内容や若手の育成状況、そして何より「24年以降に勝てるかどうか」。さまざまな要素から大谷との「マッチ度」を検証する。
※SLUGGER2022年3月号の企画を再構成したものです。

●ボルティモア・オリオールズ
 現在は絶賛タンキング中。だが、19年ドラフト全体1位のアドリー・ラッチマンを筆頭にプロスペクトが育ち始めていて、ちょうど23年オフはそろそろ補強に乗り出してもおかしくない時期ではある。

 とはいえ、いきなり大谷のような「超大物」に手を出すかどうかは疑問。ちなみに、球団史上最高額FA契約は16年に本塁打王2度のクリス・デービスと結んだ7年1億6100万ドル(再契約)だが、見るも無残な大失敗に終わった。

▼戦力充実度 ★☆☆☆
▼財政余裕度 ★★☆☆

●ボストン・レッドソックス
 シルバースラッガー3度のザンダー・ボガーツは今季終了後にオプトアウトする可能性大。エースのクリス・セールとの契約も24年まで(25年はオプション)で、ラファエル・デバースと長期契約を結んでもなお、大谷を獲得するだけの余力は残っている。

 過去には松坂大輔や上原浩治、現在も澤村拓一が在籍するなど日本人選手になじみの深いチームでもある。ただ、ハイム・ブルームCBOは大型補強には慎重で、金額が上がれば上がるほど獲得可能性は低くなりそう。

▼戦力充実度 ★★★☆
▼財政余裕度 ★★★☆
 
●ニューヨーク・ヤンキース
 大物FAが市場に出るたびに必ず移籍先候補に挙がる球界最大の名門金満球団。だが、エースのゲリット・コール、主砲のジャンカルロ・スタントンとの大型契約がかなり先まで残っている。

 しかも24年開幕時点でコールが33歳、スタントンが34歳。ちょうど全盛期を過ぎようという時期に差し掛かる時期を迎える。加えて、生え抜きでチーム最大の人気者でもあるアーロン・ジャッジが22年オフにFA。ジャッジと延長契約を結んだ場合は、大谷獲得の可能性は自動的にほぼ消滅するだろう。

▼戦力充実度 ★★★★
▼財政余裕度 ★★☆☆

●タンパベイ・レイズ
 球界きっての貧乏チームで、球団史上最高額のFA契約は何と創設1年目の1998年に先発左腕のウィルソン・アルバレスと結んだ5年3500万ドル(!)。

 一方で昨オフは超新星ワンダー・フランコと11年1億8200万ドルの大型長期契約を結ぶなど、あくまでコストパフォーマンスを最重視するチームだ。普通なら大谷がFA市場に出ても目もくれないだろうが、故障などで市場価値が大幅に下がった場合は、逆にチャンスと見て獲得に乗り出すかも。

▼戦力充実度 ★★★★
▼財政余裕度 ★☆☆☆
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