MLBは現地時間21日、オールスターファン投票の第１回中間結果として、野手各部門トップ得票選手を発表した。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平はア・リーグ指名打者部門で２位となっている。

　初出場を果たした昨年は、前半戦の本塁打量産の活躍もあり、指名打者部門でダントツの得票数を獲得。特別ルールの制定により史上初めて「二刀流」で球宴の舞台に立ち、試合前日のホームランダービーにも出場するなど、世界中の野球ファンを大いに沸かせる存在となった。

　今シーズンも開幕から投・打、両方でのプレーを披露し続けており、連敗ストップに貢献するなど劇的な場面での活躍も目立つ大谷。２年連続でのオールスター出場への期待も高まっている。

　米メディア『THE COLD WIRE』では、今回発表された中間結果を伝えるとともに、大谷の２度目の出場の可能性についても言及している。

　記事では、今回発表された得票数について「マイク・トラウト、アーロン・ジャッジ、ブラディミール・ゲレーロJr.など現在、最も輝くスターたちがそれぞれのポジションをリードしている」として、米球界のスタープレーヤーが各部門１位に名を連ねたと述べており、「しかし、一人欠けた選手がいる。ロサンゼルス・エンジェルスのスター選手、ショウヘイ・オオタニだ」と、ここまでの大谷の投票結果にも触れている。
  　ア・リーグ指名打者部門では、ヒューストン・アストロズで今季好調を維持するヨルダン・アルバレスに次ぐ２位であると説明しており、その上で「我々の好きな二刀流、オオタニがオールスターゲームに出るかどうか、心配する必要はない。監督もコミッショナー事務局と一緒に選考を行う。そして、万が一の場合は、最終投票もある」と、ファン投票以外でも選出の可能性が大きいと主張。

　また「オオタニの先発投手としての貢献も含める必要があり、MLBで彼より価値のある選手はいないと言っても過言ではない。今年のオールスターは、ロサンゼルスで行なわれるので、リーグは必ず彼を出場させるだろう。彼は出場に相応しい選手だ」と、出場への期待を綴った。

　最高峰の実力と人気を誇る選手が集う、メジャーリーグオールスターゲーム。再び、夢の舞台で二刀流のパフォーマンスは観られるのだろうか。現地21日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では、２本の３ランホームランを含む８打点と大爆発を見せているだけに、ここからの大谷のプレーにさらに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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