球界で異彩を放つ天才が真価を発揮した。ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平だ。
彼に対する評価がここにきて高まるキッカケとなったのが、現地時間6月21日から本拠地で2日間にわたって行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズとの連戦で魅せた出色のパフォーマンスである。
まず、現地時間6月21日の試合に「3番・DH」で出場した大谷は、6回と9回にそれぞれ3ランを放つ離れ業を披露。翌22日の試合では「2番・DH兼投手」で先発登板を果たすと、8回(108球)、2安打無失点、キャリア最多の13奪三振をマーク。チームを勝利に導くとともに自身の6勝目を挙げた。
あの“野球の神様”ベーブ・ルースでも成しえなかった1試合8打点を記録した翌日に13奪三振をマークした投手となった大谷。2日間で見せた文字通りの歴史的活躍に反響は収まる気配がない。
ピッツバーグに拠点を構える米紙『Pittsburgh Post-Gazette』は「ショウヘイ・オオタニは史上最高の野球選手だ。まさに時代だ」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで「野球に関するあらゆる議論は大歓迎だが、もしも話題が『史上最も偉大な野球選手』であれば、議論の余地はない。答えはただひとつだ。それはベーブ・ルースではない。ショウヘイ・オオタニだ。以上」と断言した。
大谷が「史上最強の選手」と断言する理由は明確だ。同紙は、かつて贔屓球団であるパイレーツで頭角を現したバリー・ボンズら伝説的な名手たちを引き合いに、こう記している。
「全盛期という点で、オオタニの他に誰が『史上最高だ』というのだ? ウィリー・メイズ? バリー・ボンズ? たしかにメイズは12年連続で40本近くの本塁打を放ち、ギリシャの神のような力を発揮。ボンズのやってのけたことは言うまでもないだろう。だがいずれも投手兼任ではなかった。ましてや、(大谷のような)エリート級の投手でなかったことは言うまでもない。これは重要な点なのだ。
では、通算417勝、3509奪三振のウォルター・ジョンソンこそ史上最高か? たしかに投手としてははるかに優れているだろう。だが、彼は打者ではない。ましてや、エリート級のスラッガーでなかったことは言うまでもない。オオタニが一夜でやってのけた8打点や、打球初速114マイル(183キロ)の本塁打を放ったことなどない」
レポートの最後に「オオタニのような選手は今までいなかった。さらに言えば、これから先にもう出てこないかもしれない」と締めくくった同紙。“野球の本場”のメディアで、こうした評価が当たり前のように出てくるのが、大谷の凄みを何よりも物語っていると言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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まず、現地時間6月21日の試合に「3番・DH」で出場した大谷は、6回と9回にそれぞれ3ランを放つ離れ業を披露。翌22日の試合では「2番・DH兼投手」で先発登板を果たすと、8回(108球)、2安打無失点、キャリア最多の13奪三振をマーク。チームを勝利に導くとともに自身の6勝目を挙げた。
あの“野球の神様”ベーブ・ルースでも成しえなかった1試合8打点を記録した翌日に13奪三振をマークした投手となった大谷。2日間で見せた文字通りの歴史的活躍に反響は収まる気配がない。
ピッツバーグに拠点を構える米紙『Pittsburgh Post-Gazette』は「ショウヘイ・オオタニは史上最高の野球選手だ。まさに時代だ」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで「野球に関するあらゆる議論は大歓迎だが、もしも話題が『史上最も偉大な野球選手』であれば、議論の余地はない。答えはただひとつだ。それはベーブ・ルースではない。ショウヘイ・オオタニだ。以上」と断言した。
大谷が「史上最強の選手」と断言する理由は明確だ。同紙は、かつて贔屓球団であるパイレーツで頭角を現したバリー・ボンズら伝説的な名手たちを引き合いに、こう記している。
「全盛期という点で、オオタニの他に誰が『史上最高だ』というのだ? ウィリー・メイズ? バリー・ボンズ? たしかにメイズは12年連続で40本近くの本塁打を放ち、ギリシャの神のような力を発揮。ボンズのやってのけたことは言うまでもないだろう。だがいずれも投手兼任ではなかった。ましてや、(大谷のような)エリート級の投手でなかったことは言うまでもない。これは重要な点なのだ。
では、通算417勝、3509奪三振のウォルター・ジョンソンこそ史上最高か? たしかに投手としてははるかに優れているだろう。だが、彼は打者ではない。ましてや、エリート級のスラッガーでなかったことは言うまでもない。オオタニが一夜でやってのけた8打点や、打球初速114マイル(183キロ)の本塁打を放ったことなどない」
レポートの最後に「オオタニのような選手は今までいなかった。さらに言えば、これから先にもう出てこないかもしれない」と締めくくった同紙。“野球の本場”のメディアで、こうした評価が当たり前のように出てくるのが、大谷の凄みを何よりも物語っていると言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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