スターが集う祭典に起きている“珍現象”が話題を呼んでいる。
メジャーリーグ機構は現地時間6月27日、オールスター・ゲームのファン投票第2回中間発表を行った。日本からは大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がア・リーグ指名打者部門の第2位を維持し、ポジション別上位2名が争う「フェイズ2」への進出がほぼ濃厚な状況となっている。
全体を俯瞰すると、ある意味で“驚き”の結果となっているのが、ナ・リーグ遊撃手部門だ。現在1位になっているのは、リーグ5位の打率.313&3位タイの15盗塁をマークしているトレイ・ターナー(ロサンゼルス・ドジャース)で136万9759票。これを30万票差でダンズビー・スワンソン(アトランタ・ブレーブス)が追っている。
しかし、その下に気になる選手がいる。フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)が5位に入っているのである。
昨季開幕前に13年3億4000万ドル(約416億円)の超大型契約を結んだタティースJr.は、その期待に応えるように42本塁打を放ってタイトルを獲得。25盗塁もマークし、MVP投票3位&シルバースラッガー賞も手にした。これだけを見れば、現在23歳の若武者が投票5位に入っていることは不思議ではないし、むしろ低すぎると言えるだろう。
【動画】タティースJr.の超特大アーチ! 戦線復帰が待ち遠しい
問題は、タティースJr.が今季1試合も出場していないことである。オフにバイク事故に巻き込まれた天才ショートストップは左手首を負傷。3月に手術を受けて復帰は早くて6月中旬が見込まれていたのだが、リハビリが遅れ、7月を迎えようとしている今も戦線復帰に至っていないのである。
もちろん、オールスターはファンが見たい選手を思い思いに投票するものなので、必ずしも成績ナンバーワンの選手が出なければいけない、という決まりはない。それでも、さすがに出場ゼロとあっては驚きも隠し切れないだろう。
事実、今回の投票結果が発表されると、スポーツメディア『Larry Brown Sports』は「驚くべき選手が投票上位にいる」と題した記事を寄稿してタティースJr.について言及。彼の投票結果が全体の趨勢に影響はないとしつつも、「球界でも最大級の人気選手であることを証明した」として、「仮に今季全休したとしても、カジュアルなファンは投票していたかもしれないね」と、やや皮肉めいた言葉で締めくくっている。
他にも『B/R Walk-Off 』が「フェルナンド・タティースJr.がオールスターのナ・リーグ遊撃手部門5位にいる。今季1試合も出場していないけどね」とのツイートも、1万以上のイイネがついているように、やはり現地でもそれだけサプライズだったようだ。
果たしてタティースJr.は最終的に何位に入るのだろうか。もっとも、パドレスファンとしては一刻も早く復帰して、チームの勝利に貢献してくれることを願っているに違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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メジャーリーグ機構は現地時間6月27日、オールスター・ゲームのファン投票第2回中間発表を行った。日本からは大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がア・リーグ指名打者部門の第2位を維持し、ポジション別上位2名が争う「フェイズ2」への進出がほぼ濃厚な状況となっている。
全体を俯瞰すると、ある意味で“驚き”の結果となっているのが、ナ・リーグ遊撃手部門だ。現在1位になっているのは、リーグ5位の打率.313&3位タイの15盗塁をマークしているトレイ・ターナー(ロサンゼルス・ドジャース)で136万9759票。これを30万票差でダンズビー・スワンソン(アトランタ・ブレーブス)が追っている。
しかし、その下に気になる選手がいる。フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)が5位に入っているのである。
昨季開幕前に13年3億4000万ドル(約416億円)の超大型契約を結んだタティースJr.は、その期待に応えるように42本塁打を放ってタイトルを獲得。25盗塁もマークし、MVP投票3位&シルバースラッガー賞も手にした。これだけを見れば、現在23歳の若武者が投票5位に入っていることは不思議ではないし、むしろ低すぎると言えるだろう。
【動画】タティースJr.の超特大アーチ! 戦線復帰が待ち遠しい
問題は、タティースJr.が今季1試合も出場していないことである。オフにバイク事故に巻き込まれた天才ショートストップは左手首を負傷。3月に手術を受けて復帰は早くて6月中旬が見込まれていたのだが、リハビリが遅れ、7月を迎えようとしている今も戦線復帰に至っていないのである。
もちろん、オールスターはファンが見たい選手を思い思いに投票するものなので、必ずしも成績ナンバーワンの選手が出なければいけない、という決まりはない。それでも、さすがに出場ゼロとあっては驚きも隠し切れないだろう。
事実、今回の投票結果が発表されると、スポーツメディア『Larry Brown Sports』は「驚くべき選手が投票上位にいる」と題した記事を寄稿してタティースJr.について言及。彼の投票結果が全体の趨勢に影響はないとしつつも、「球界でも最大級の人気選手であることを証明した」として、「仮に今季全休したとしても、カジュアルなファンは投票していたかもしれないね」と、やや皮肉めいた言葉で締めくくっている。
他にも『B/R Walk-Off 』が「フェルナンド・タティースJr.がオールスターのナ・リーグ遊撃手部門5位にいる。今季1試合も出場していないけどね」とのツイートも、1万以上のイイネがついているように、やはり現地でもそれだけサプライズだったようだ。
果たしてタティースJr.は最終的に何位に入るのだろうか。もっとも、パドレスファンとしては一刻も早く復帰して、チームの勝利に貢献してくれることを願っているに違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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