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「西海岸から日本へ!」大谷翔平、“得意の舞台”で放った特大18号に反響続く。大苦戦のエ軍には「ヤンキースよりは良い」の皮肉も

THE DIGEST編集部

2022.07.02

アストロズ先発のハビアーに先制パンチを見舞った大谷。しかし、チームは後が続かなかった。(C)Getty Images

アストロズ先発のハビアーに先制パンチを見舞った大谷。しかし、チームは後が続かなかった。(C)Getty Images

 打った瞬間に球場全体が「おぉ~」とどよめく会心の一打だった。

 現地時間7月1日、大谷は敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。初回の第1打席に今季第18号となる本塁打を放った。

 バットの乾いた音とともに特大の一発は飛び出した。2死無塁の局面で、相手先発右腕のクリスチャン・ハビアーと対峙した大谷は、カウント3-2から内角低めに食い込んでくる81.2マイル(約130.6キロ)のスライダーをジャストミート。かち上げるように打った打球は、105.7マイル(170.1キロ)でぐんぐんと飛距離を伸ばし、ライトスタンドの二階席に着弾した。

 熱烈な大谷マニアとして知られる米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏が「ショウヘイ・オオタニが完全無欠のムーンショットを放ったんだ」と興奮気味に速報した一発は、驚異的な伸びを見せるものとなった。
 
 そんな大谷には、アストロズには抜群の相性の良さがあった。というのも、過去の対戦では昨年9月21日に同じハビアーから放って以来の通算9本目。そのうち彼らの本拠地ミニッツメイド・パークでは通算6本も打っている。これはエンジェル・スタジアム以外では単独で最多の数字である。

 いわば、“お得意”の舞台で、スラッガーとしての本領を発揮した大谷。いきなりの一発だった点も含めて現地放送局も驚愕。全米に中継した『Apple TV』の解説者は「ショウヘイ・オオタニは故郷に打ち返そうとしていたんだろうね。西海岸を飛び越えて日本へ打ったぞ! しかし、本当に2階席に打つなんて……」と息をのんだ。

 もっとも、この日のエンジェルスはハビアーを前に大苦戦。打ったヒットは大谷の放った一発のみ……。なんと14奪三振を喫するなど、地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者が「エンジェルスの唯一の明るい面は、前回登板でヤンキースをノーヒットに抑えたハビアーからより良い成績を残した」と皮肉交じりに伝えたほどの散々な内容で、1対8の逆転負けを喫した

構成●THE DIGEST編集部

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