専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

自身初のランニングHRの鈴木誠也に同僚が驚き!「リトルリーグのようだった」会心の復帰戦に本人は「大きな意味がある試合だった」と安堵

THE DIGEST編集部

2022.07.05

復帰戦でいきなりランニングホームランを放った鈴木。会心のパフォーマンスに監督や同僚は賛辞を贈る。(C)Getty Images

復帰戦でいきなりランニングホームランを放った鈴木。会心のパフォーマンスに監督や同僚は賛辞を贈る。(C)Getty Images

 現地時間7月4日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、敵地ミルウォーキー・ブルワーズ戦に「4番・右翼」で出場。自身初となるランニングホームランを決めるなど、4打数2安打1打点と完全復調を猛アピールした。

 5月26日ぶりにメジャーの舞台に戻って来た27歳は、1対1の同点で迎えた9回1死で第4打席に入ると、4番手左腕ジョシュ・ヘイダーの甘く入った95.5マイル(約153.7キロ)のシンカーを左中間へ運んだ。

 勢いよくフェンスに当たった打球は、跳ね返り方向転換。相手守備がボールを拾うのにもたつく間、鈴木は一気に加速。二塁を蹴った後、三塁コーチャーが腕を大きく回しているのを確認したサムライは、捕手のタッチを上手くかわしながら、勝ち越しのホームインをスライディングで決めた。

 MLB公式メディア『MLB.com』によれば、試合後に鈴木は「僕にとって大きな意味がある試合だった」と喜びを口にした。ランニングホームランについては、「足がもつれそうだったので、誰かがストップと言ってくれるのを待っていた」とジョークを飛ばし、「三塁を回ったとき、キャッチャーがこちらに向かってくるのが見えた。また怪我をしたくないと思ったので、怪我をしないようにベストを尽くしました」と振り返った。
 
 鈴木が2-1とした直後の9回裏に失点を許し、再び同点としたリリーフのデビッド・ロバートソンは、「セイヤは信じられない」と称えたうえで、「あまり起こりえないランニングホームランを見せてもらった。リトルリーグのようなホームランだった」と語った。

 またカブスを指揮するデビッド・ロス監督は、「彼は何も出来ない自分がずっともどかしかったに違いない」と言い、「だからゆっくり治す時間を与え、100%の状態にしてもらった。それにしても彼の状態はとてもいいね」と絶賛する。

 延長戦に持ち込まれた試合はビクター・カラティニに3ランを許し、カブスが逆転負けを喫した。

構成●THE DIGEST編集部 

【動画】球界屈指の守護神からランニング本塁打! 鈴木誠也の全力疾走シーンをチェック

【関連記事】「言葉がない!」「遥かに楽しい方法だ」鈴木誠也の大激走ランニングHRに米記者も興奮! 39日ぶり復帰戦で魅せた躍動に感無量

【関連記事】“最も爽快”に鈴木誠也が帰ってきた! 復帰戦で球界No1.守護神から放ったランニング本塁打は54年ぶりの歴史的記録だった
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号