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MLB

「現代版ジーター」大谷効果でマイアミの観客は3倍増しに! 米番組は「もう一人いい選手がいたら」とエンジェルスに不満

THE DIGEST編集部

2022.07.15

米国の東部では、大谷の熱烈なファンは多くはないが、マーリンズ戦では18000人が球場に足を運んだようだ。(C)Getty Images

米国の東部では、大谷の熱烈なファンは多くはないが、マーリンズ戦では18000人が球場に足を運んだようだ。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の注目度が日増しに高まる一方、エンジェルスの弱さも顕著に表れている。

 現地時間7月13日のヒューストン・アストロズ戦では、6回を投げ、被安打4、1失点、12奪三振で今季9勝目を挙げた大谷。6月9日から6試合連続で白星を飾っており、防御率2.38をマークするなど好調ぶりだ。

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 米国のポットキャストでスポーツトークを繰り広げる番組『The Dan Le Batard Show with Stugotz』は、今回そんなサムライを議題として取り上げた。ホストを務めるダン・バタール氏は、投手としての得点圏被長打率が.211で、1974年以降で最も低い数字を持っていると報告。これに出演者のマイク・ルイス氏も「それは凄すぎる!」と感嘆した。

 そしてバタール氏は、「彼はこれまで見たなかで最高の野球選手であり、野球ファンたちも理解している。他の誰も彼と同じことは出来ないからね」と評し、「もしニューヨークでプレーしていたら、現代版(デレク・)ジーターになっていたかもしれない」と偉大さを語った。

 そんな大谷を一目見ようと、6日に登板したマイアミ・マーリンズ戦(敵地)では、実に18000人を超える観客が球場に詰めかけた。同番組プロデューサーのクリス・コート氏は「4000~5000人ほどしか集まらないこともあるのに。だから野球ファンの多くはオオタニのことを認知しているはずです」とコメントした。
 
 だが、マイアミを拠点に置くスポーツジャーナリストのジョン・ウェイナー氏は、「でも東部のファンはあまり気にしていない。オオタニを観るためにそんなに遅くまで起きていない」と現状を伝えた。

 とはいえ普段の3倍近い人数がローンデポ・パークに集ったことを踏まえ、バタール氏は、「野球ファンは歴史を尊重する。あまり試合に足を運ばない人も、そういう試合だけ観にいったりする。それが大事な試合としったうえでね」と話した。

 現在39勝51敗でアメリカン・リーグ西地区4位に位置するエンジェルス。大谷の注目度が高まるだけにウェイナー氏が「あのチームにもう一人いい選手がいたらなぁ」とぼやく場面もあった。

 トレード話など連日のように噂が絶えない大谷。敵地ファンもが注目する大谷の一挙手一投足に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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