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大谷翔平は「トレードすべき」。エンジェルスの苦境に米メディアで元GMが見解「ひっきりなしに電話がかかってくるはずだ」

THE DIGEST編集部

2022.07.15

自身の活躍とは裏腹にチームとして、勝ち切れずにいる。そんなもどかしい現状に大谷は何を想うのか。(C)Getty Images

自身の活躍とは裏腹にチームとして、勝ち切れずにいる。そんなもどかしい現状に大谷は何を想うのか。(C)Getty Images

 球界屈指の天才プレーヤーの去就は、日増しに注目度を増している。2023年シーズン終了後にFA(フリーエージェント)となる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 もっとも、エンジェルスにとって、現球界で唯一無二の二刀流を成功させた大谷が「非売品」なのは間違いない。アメリカン・リーグ西地区で首位ヒューストン・アストロズと20ゲーム差の4位と低迷するチーム状況下で、グッズの売上げもトップクラスで、観客動員に大きく貢献している偉才の放出は、球団からすれば「ありえない」。

 しかし、直近14試合で大谷登板日以外は11連敗と苦しみ、「球界の宝」を最大限に活かしきれていないエンジェルスの現状は、あまりにもどかしい。それは昨年9月に「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではある。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思う」と公言した大谷も感じているはずだ。

 ゆえに、周囲からは、エンジェルスに将来を見越した再建を促す声が上がっている。米メディア『Sports Illustrated』は「今の野球界で最もエキサイティングな男は間違いなくショウヘイ・オオタニだ。彼は1年に40本以上の本塁打を打ち、100マイル超える剛速球で相手打者を打ち負かすことができる本当に唯一の選手だ」と記し、次のように指摘した。
 
「現状のエンジェルスは8年連続でプレーオフ進出を逃し、7年連続で勝率5割を切る運命となりそうである。このエンジェルスのあまりの無益さは、スーパースターのマイク・トラウトとオオタニのトレードを模索すべきと言わざるを得ないほどだ」

 では、実際にトレードを決断した場合に成立するのか。歴史的に見てもナンバーワンの実力とかなりの知名度を誇る大谷の獲得には、相手球団が相当なリスクを強いられる可能性が高いが、同メディアは、ある匿名の元MLB球団GMのコメントを紹介している。

「私はトレードの可能性があるならするべきだと思うね。おそらくひっきりなしに電話がかかってくるはずだ。それだけのオファーがあると思う。ただ、オオタニを獲得するには、かなりの見返りがいる」

 すでに移籍先としてニューヨーク・メッツやロサンゼルス・ドジャースといった強豪球団の名も報じられている。契約満了まで時間は残されているが、その間に大谷の去就を巡る論争はさまざまに続けられそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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