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大谷翔平の去就に米記者は「トレードはゼロだ」と持論! エンジェルスの決断には「出せば、荒唐無稽な結果になる」と支持

THE DIGEST編集部

2022.07.24

いまや球界で知らぬ人はいないほどのスターとなった大谷。歴史的にも屈指の価値を持つ男の去就が注目されている。(C)Getty Images

いまや球界で知らぬ人はいないほどのスターとなった大谷。歴史的にも屈指の価値を持つ男の去就が注目されている。(C)Getty Images

 2023年シーズン後に現行契約が満了を迎える大谷翔平。そんな偉才をなんとしても手放したくないロサンゼルス・エンジェルスの決意は固い。

 現地時間7月23日にMLBの公式ネットワーク番組『MLB Network』のジョン・モロシ記者が、エンジェルスは大谷をトレードで放出する意思はないと報じた。詳細は明らかになっていないものの、複数球団から交渉の申し出を彼らはいずれもシャットダウン。「トレード期限までにスーパースターを移籍させる計画はない」という。

 8月2日(現地時間)という今季のトレードデッドラインが迫るなかで、あらためて明確にされた大谷へのエンジェルスの意思。水面下で延長交渉を進めているとも報じられているだけに、球界で唯一無二の二刀流を貫き続けている28歳のサムライは“非売品”だと明示したと言えるだろう。

 もっとも、大谷本人もエンジェルスには少なからず信頼を置いている。今月19日に行なわれたオールスターゲームの事前取材の場では複数メディアの取材に対して、「サポートしてくれて、自分のやりたいようにプレーできる環境を作ってもらった。それはすごく感謝している」とコメント。渡米後5年間で、明確なプランで二刀流継続をサポートしてきた球団に対する想いを語ってもいた。

 そんな大谷の去就については、日夜エンジェルスを追う現地記者たちも注目する。米メディア『The Athletic』などに寄稿するブレント・マグワイア記者は自身のツイッターで「真面目な話、オオタニがトレード期限までの今後2週間、もしくは来年だろうとトレードされる可能性は限りなくゼロに近いと思う」と断言。さらに次のようにも論じた。

「オオタニは今の球界で最も才能があり、市場価値のある選手だ。そんな男をトレードするシナリオをエンジェルスが持っているとしたら教えてほしい」
 
 そして、今オフに期待される契約延長についても「エンジェルスがこのオフに彼との契約延長のために十分な資金を出さないとは思えない。彼らはこれまでも、スター選手との契約や引き留めに問題があったことはない」と語ったマグワイア記者は、エンジェルスのトレード拒否の意向を支持した。

「仮にオオタニを23年より前にトレードで放出したとして、その補償がドラフトの上位指名権だけでは、長期的にも荒唐無稽な結果になる」

 はたして、大谷はいかなる決断を下すのか。23年シーズンの終了まではまだ時間は残されているだけに、球団の意向を含め、その動向は注視し続けたい。

構成●THE DIGEST編集部

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