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MLB

エンジェルス、1か月ぶりの連勝! 大谷翔平は意外な“初の100マイル打ち”で2試合連続の鮮やかタイムリー

THE DIGEST編集部

2022.07.28

チームの連勝を確実のものとするタイムリーを放った大谷。やや甘く入った一球を仕留める見事な一振りだった。(C)Getty Images

チームの連勝を確実のものとするタイムリーを放った大谷。やや甘く入った一球を仕留める見事な一振りだった。(C)Getty Images

 現地時間7月27日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地で行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズで4対0と勝利。この日も「1番・DH」でスタメン入りを果たした大谷翔平は、3打数1安打1打点(2四球)と目に見える結果を残した。

 エンジェルスにとっては先月27日以来の連勝だ。それを大きく手繰り寄せたのは、今季3度目の登板となった先発のジェイソン・ジャンクだった。初回から危なげなく飛ばした26歳は、ロイヤルズ打線を5回無失点とキャリアハイの内容で全く寄せ付けず。堂々たる投球を披露した。

 そんなメジャー2年目若武者の投球に打線も奮起。5回表に7番フィル・ゴスリンと8番ブランドン・マーシュの連続タイムリーで2点を先制。前日に続いて先手を取ったのだ。

 喉から手が出るほど欲していた先取点をもぎ取ったエンジェルス。この日は投打が見事にかみ合い、6回から継投策に踏み切るも、アンドリュー・ワンツ、アーロン・ループ、ライアン・テペラと見事に無失点でリレーする。
 
 注目の大谷は7回に見せ場を作る。チームがさらに1点を加点し、なおも無死三塁の絶好機で打席に立つと、初球にインローへと投じられた100マイル(約160.9キロ)の4シームを鮮やかにセンター前へと弾き返してタイムリー。これで2試合連続となる打点を記録した。

 ちなみに大谷がメジャー5年間で打った最速のボールは2019年8月28日のテキサス・レンジャーズ戦で、エマニュエル・クラッセ(現クリーブランド・ガーディアンズ)の閉じた99.8マイル(約160.8キロ)。そのため、意外にも思えるが、この試合のヒットが自身初の100マイル打ちとなった。

 主砲の一振りもあって、流れを最後までホームチームに引き渡さなかったビジターチーム。4対0とリードした最終回は、今月24日のアトランタ・ブレーブス戦以来の登板となったクローザーのライセル・イグレシアスがぴしゃりとシャットアウト。理想的な内容で、およそ1か月ぶりの連勝を飾った。

 待望の白星を挙げたエンジェルス。本拠地に戻って迎える明日のテキサス・レンジャーズ戦では、大谷が1918年のベーブ・ルース以来となる「シーズン二桁勝利&二桁本塁打」の達成に向けて先発登板予定となっている。それだけに上昇ムードのなかで大一番臨めるのは、偉才にとってもポジティブに作用するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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