専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

「真っすぐだけじゃ無理です」佐々木朗希、球宴の日本人最速162キロをマークも3連打食らい「変化球投げたかった」と本音ポロリ

THE DIGEST編集部

2022.07.28

オールスター第2戦で先発した佐々木。1回1失点でマウンドを降りた。写真:田中研治

オールスター第2戦で先発した佐々木。1回1失点でマウンドを降りた。写真:田中研治

 ロッテの佐々木朗希が7月27日、松山坊ちゃんスタジアムで行なわれた「マイナビオールスターゲーム2022」第2戦で先発登板し、1回を投げて1失点でマウンドを降りた。ストレートの最速は162キロで、2014年の大谷翔平(日本ハム)に並ぶ日本人選手最速タイ記録となった。

【PHOTO】 “令和の怪物”の快投シーンを佐々木朗希の厳選ショットで公開

 佐々木は先頭の塩見泰隆(ヤクルト)をサードゴロに打ち取ったものの、続く2番ウォーカー(巨人)、3番山田哲人(ヤクルト)、さらには4番村上宗隆(ヤクルト)と3連打を浴び、満塁のピンチをつくり出してしまう。5番の佐藤輝明(阪神)には、レフトへの犠牲フライで先制点を許した。6番大山悠輔には初球の153キロの直球を捉えられたが、なんとかセンターライナーに斬って取り、1失点でお役御免となった。

 全23球中、ほとんどがストレート。フォークとカーブがそれぞれ1球のみの真っ向勝負で挑んだ。投球後、中継局のフラッシュインタビューに応えた佐々木は、「実戦登板は1か月ぶりだったので緊張した。どうにか1イニングしっかり投げきれたので良かった」と、右手のマメを潰し、緊急降板となった7月1日の楽天戦以来となる投球を終え、安堵の笑みをこぼした。

 ストレート主体となったピッチングについては、「僕はもっと変化球を投げたかったが、全然サインが出なかった。(捕手の)松川のせいで打たれました」と冗談を交えて語った後、「セ・リーグは本当に強いので、真っすぐだけじゃ無理です。変化球を投げないと、危なく終わらないところだった」と本音も垣間見せつつ、並み居る強打者との対戦を振り返った。

 ロッテは現在、首位ソフトバンクに2ゲーム差の4位。後半戦に向けて活躍が期待される20歳は、「残りの試合、1回も抹消されずに投げ切れるように頑張りたい」と意気込みを見せた。

構成●THE DIGEST編集部
「めっちゃええやん」オリックス球団チア・BsGirlsの“たぬきダンス”が話題に!「心穏やかになりますね」

【関連記事】令和の怪物がまた魅せた! 佐々木朗希が史上26人目の1イニング4奪三振!!

【関連記事】「スプリッターは大谷並みだ」――MLBスカウトたちが熱視線を送る佐々木朗希の“リアル評”。懸念材料となるものは?

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号