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「かなりまれな症状だ」“主砲”トラウトの状態にヘッドトレーナーが懸念。一方、本人は「今のところ、いい感じだよ」と強調

THE DIGEST編集部

2022.07.28

前半戦の終盤から離脱しているトラウト。ヘッドトレーナーは怪我の状況を、深刻なものとして捉えているようだ。(C)Getty Images

 離脱中の"大黒柱"にチーム内からも心配の声が高まっている。左胸郭の炎症で負傷者リスト入りしているマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

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 現地時間7月21日には、痛みを和らげるためにコルチゾン注射を受けたトラウト。MLB公式サイトによると、エンジェルスのヘッドトレーナーを務めるマイク・フロスタッド氏は、「彼が少し元気になり、効果を感じ始めている」としながらも、現在の状況について「我々は懸念を持たざるを得ない」と説明したという。

 さらに、「今季だけでなく、キャリアを通じて向き合っていかなければならないものとして、我々は考えなればいけない」と続ければ、「かなりまれな症状だ」とも言及。「打撃、日々のスイング、そして外野でのプレーなど、悪化させる要因はたくさんある」と慎重な姿勢を強調している。

 一方、トラウト自身は、「(フロスタッド氏が言っていたのは)再発しないように、日頃のルーティーンを怠らないようにしなければならない、という意味だと思う。今のところ、いい感じだよ」とコメント。「心配してくれるのはありがたいけど、私のキャリアは終わっていない」と話していた。

 チームに再浮上の光が見えないなか、もどかしい感情を抱いているトラウト。7月12日のヒューストン・アストロズ戦で途中交代して以来、試合の出場から遠ざかっているが、はたして復帰のタイミングはいつになるのだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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