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球界激震!若きスーパースターのタティースJr.が禁止薬物使用で80試合の出場停止。悲願の世界一を狙うパドレスにとってあまりにも大きな痛手<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.08.13

手首の故障から復帰間近と伝えられていたタティースJr.。それだけに今回のニュースの衝撃は大きい。(C)Getty Images

 衝撃的なニュースが飛び込んできた。

 MLBコミッショナー事務局は8月12日(現地)、パドレスの若きスーパースター遊撃手フェルナンド・タティースJr.が禁止薬物を使用したとして80試合の出場停止処分を科したと発表。今回、陽性反応が出たのは「クロステボル」という薬物。筋肉増強剤の一種で、過去には女子クロスカントリーの有力選手テレーセ・ヨーハウグ(デンマーク)が使用していたことでも知られる。

 2019年に20歳でメジャーデビューを果たしたタティースJr.は、その年いきなり新人王投票3位に入る活躍。ダイナミックなプレースタイルと甘いマスクで瞬く間に人気を集め、一躍球界を代表する若手スターへとのし上がった。
 
 開幕前に14年3億4000万ドルという異例の長期契約を交わした昨季は42ホームランを放って本塁打王を獲得。今季はオフのバイク事故で手首を骨折した関係で故障者リストに入っていたが、復帰間近とされていた。

 今回の処分を受け、今季はポストシーズンも含めて一切出場できないことが決定。2日のトレード・デッドラインで球界を代表するスラッガーのホアン・ソトを獲得したパドレスにとっては、あまりにも大きな痛手となった。

構成●SLUGGER編集部


 
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