MLB

「自分の過失がこの結果をもたらした」80試合出場停止のタティースJr.が声明を発表。白癬の治療薬に禁止薬物が含まれていた?

SLUGGER編集部

2022.08.13

21年の開幕前に、MLB史上最長の14年3億4000万ドルで契約延長したタティースJr.。パドレスの若きスターの禁止薬物陽性反応に球界は衝撃を受けている。(C)Getty Images

 現地8月12日、禁止薬物のクロステボルに陽性反応を示したとして、MLB機構から80試合の出場停止処分を科されたフェルナンド・タティースJr.(パドレス)がコメントを発表した。

 タティースJr.は、今回の陽性がドーピングのためではなく、白癬(皮膚糸状菌というカビの一種によって発生する感染症。水虫などが当てはまる)の治療をするために使用した薬の中に、クロステボルが含まれていたと主張。

 当初は処分に不服申し立てをしたものの、最終的にはきちんと成分を調べずに使用した自分の過失が原因であることを認め、出場停止を受け入れたと述べている。タティースJr.のコメント全文は以下の通り。
 
「私はMLB機構から、禁止薬物であるクロステボルに陽性反応が出たと通知されました。おそらく、白癬の治療薬の中にクロステボルが含まれていることを知らずに使用してしまったようです。事前にきちんと調べてから服用するべきでした。

 ピーター(・シードラー・オーナー)、AJ(・プレラーGM)、そしてパドレスのチーム全体、世界中のMLBファンに対して謝罪したい。言い訳するつもりはありません。それに、私は愛する野球を裏切ったり、軽視するようなことは決してしません。これまで数え切れないほど薬物検査を受けてきましたが、2022年3月29日を含め、すべて陰性でした。

 私は非常にショックを受けています。チームメイトとともにグラウンドで競い合う以上に、私が今したいことはありません。

 当初は処分に不服申し立てをしましたが、自分の過失がこの結果をもたらしたことに気づき、出場停止を受け入れると決断しました。2023年シーズンに、再びチームに合流できることを楽しみにしています」

構成●SLUGGER編集部
 
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