専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
高校野球

3度目の春夏連覇の夢潰える! 優勝筆頭候補の大阪桐蔭が下関国際に再三のチャンスを逸して5対4で惜敗

SLUGGER編集部

2022.08.18

常勝・大阪桐蔭がまさかの敗戦。西谷浩一監督も肩を落とした。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

常勝・大阪桐蔭がまさかの敗戦。西谷浩一監督も肩を落とした。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 8月18日に行なわれた第104回全国高等学校野球選手権大会の第3試合で、大阪桐蔭高と、下関国際高の対戦となった。春の選抜を制し、3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭がまさかの敗戦で姿を消した。

 試合は大阪桐蔭が先行するも、そのたびに下関国際が追いつく展開となった。

 大阪桐蔭は初回、4番・丸山一喜と5番・松尾汐恩の連続タイムリーで2点を先制。ここまでの3試合で計29得点と猛打で勝ち上がってきただけに、この試合も大量リードの雰囲気が漂うものの、その後は下関国際の先発・古賀康誠の粘投の前になかなか追加点が奪えない。

 一方の下関国際打線は3回と5回にそれぞれ1点を挙げて同点に追いつく。5回裏にフォアボールとエラーも絡んで大阪桐蔭に1点勝ち越しを許すものの、すぐさま6回に連打で反撃、またも同点に追いついた。
 
 大阪桐蔭は6回裏に3度目の勝ち越しを果たすも、この時は2死満塁の好機を作りながらも1点しか挙げられず。7回は無死一、二塁、8回には無死二、三塁からトリプルプレーを喫して無得点に終わるなど、明らかに攻めあぐねた。

 結局7・8回は両軍ともに無得点に終わり、1点差のまま試合は9回に突入する。だが9回表、勢いに乗る下関国際は連打で無死一、二塁の好機を作り、3番仲井慎が送りバントに成功。1死二、三塁で4番の賀谷勇斗を迎える。主砲は見事期待に応え、カウント0-1からセンター前にはじき返す2点タイムリーヒットで、5対4とついに逆転に成功した。

 9回裏に逆転サヨナラの望みを託す大阪桐蔭だったが、4番・丸山と5番・海老名優大が相次いでレフトフライ。6番の田井志門も空振り三振に倒れて惜敗。連覇の夢は幻と消えた。

構成●SLUGGER編集部

【関連記事】“怪物”浅野翔吾の甲子園は3本塁打、OPS2.600で終了。圧巻だったパワー以上に驚異的なあるスタッツとは?

【関連記事】【2022ドラフト候補ランキング|1~10位】トップ2は矢澤&蛭間で変わらず。日本文理・田中も“二刀流”に可能性を秘める
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号