「いかにしてホームベースを踏むか。失点は1点でも少なく」。2020年11月、三浦大輔監督がDeNAの指揮官に就任した際に発した言葉だ。
就任1年目の昨季は54勝73敗、勝率.425でセ・リーグ最下位に終わったが、今季は8月18日終了時点で2位につけている。特に8月は11勝2敗、本拠地横浜スタジアムでは14連勝。そして8月16日からの巨人との3連戦は、三浦監督の目指す野球が随所に散見されたシリーズとなった。
初戦は菅野智之に対し、積極的にバットを振っていく作戦を敢行。1ヵ月ぶりのマウンドとなる巨人のエースの2球目を先頭の桑原将志が二塁打にすると、2番・楠本泰史は初球で送りバントを決め、佐野恵太の内野ゴロの間に1点を先制。わずか5球でスコアボードに得点を刻んだ。
三浦監督は「桑原が出て、楠本が一発で(送りバントを)決めてくれました。佐野はヒットじゃなくても守備隊形を見て、まずは先制点をしっかり取れた。ああいう点の取り方は非常に大きい」と、小技を絡めた攻撃に笑顔を見せた。
2戦目は1点を追う5回1死一、三塁の押せ押せムードの中で初球から楠本にセーフティスクイズを指令。三塁走者は足の速くない嶺井博希だったが、絶妙のバントで同点に導き、一気に試合の流れを手中に収めた。
プレッシャーの中でスクイズを成功させた楠本は「田中浩康コーチに『バントは時間を稼ぐもの』と教わった」と、三浦監督が招聘したコーチ陣の指導に感謝。そして三浦監督も、「流れ的に早めに追いつきたいところ。嶺井がよくつないでくれましたし、楠本もキッチリ決めてくれました。うまく同点にできたってことは大きかったですね」と、してやったりの表情だった。
3戦目は2ホームランの佐野がヒーローだった。しかし、三浦監督は守りの細かいプレーが勝利の要因だと強く語った。
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就任1年目の昨季は54勝73敗、勝率.425でセ・リーグ最下位に終わったが、今季は8月18日終了時点で2位につけている。特に8月は11勝2敗、本拠地横浜スタジアムでは14連勝。そして8月16日からの巨人との3連戦は、三浦監督の目指す野球が随所に散見されたシリーズとなった。
初戦は菅野智之に対し、積極的にバットを振っていく作戦を敢行。1ヵ月ぶりのマウンドとなる巨人のエースの2球目を先頭の桑原将志が二塁打にすると、2番・楠本泰史は初球で送りバントを決め、佐野恵太の内野ゴロの間に1点を先制。わずか5球でスコアボードに得点を刻んだ。
三浦監督は「桑原が出て、楠本が一発で(送りバントを)決めてくれました。佐野はヒットじゃなくても守備隊形を見て、まずは先制点をしっかり取れた。ああいう点の取り方は非常に大きい」と、小技を絡めた攻撃に笑顔を見せた。
2戦目は1点を追う5回1死一、三塁の押せ押せムードの中で初球から楠本にセーフティスクイズを指令。三塁走者は足の速くない嶺井博希だったが、絶妙のバントで同点に導き、一気に試合の流れを手中に収めた。
プレッシャーの中でスクイズを成功させた楠本は「田中浩康コーチに『バントは時間を稼ぐもの』と教わった」と、三浦監督が招聘したコーチ陣の指導に感謝。そして三浦監督も、「流れ的に早めに追いつきたいところ。嶺井がよくつないでくれましたし、楠本もキッチリ決めてくれました。うまく同点にできたってことは大きかったですね」と、してやったりの表情だった。
3戦目は2ホームランの佐野がヒーローだった。しかし、三浦監督は守りの細かいプレーが勝利の要因だと強く語った。
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