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ダルビッシュ、今季最長9回途中まで投げるも無援護&ヘイダーの大乱調で3連敗。味方に足を引っ張られる

THE DIGEST編集部

2022.08.19

好投していたダルビッシュだが、味方が足を引っ張って敗戦投手に(C)Getty Images

好投していたダルビッシュだが、味方が足を引っ張って敗戦投手に(C)Getty Images

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間8月18日、本拠地で行われたワシントン・ナショナルズ戦に先発すると、今季最長の9回途中まで1失点に抑える好投。しかし、打線が沈黙し、さらに守護神の乱調もあって今季7敗目(10勝)がつくことになった。

 前回13日にも対戦した際は6回2死まで無失点に抑えながら、そこから崩れて3失点を喫して6敗目をつけられた相手。果たしてこの日のダルビッシュは、打たせて取るピッチングで凡打の山を築いていく。3回に9番のイルデマロ・バーガスに失投を本塁打にされたものの、その回以外は三者凡退。6回には再びバーガスに単打を浴びたが、7回まで無失点に抑える。

 しかし、パドレス打線が沈黙。マニー・マチャドのソロ以外に得点を奪えず、7回裏には1死満塁のチャンスを作るも、大型トレードで獲得したホアン・ソトも三振を喫して無得点に終わった。ダルビッシュは8回も93球でゼロに抑えてそのまま9回のマウンドに上がったが、先頭のセザー・ヘルナンデスにヒットを許すなど2安打を浴び、結局8.1回を投げて被安打5、6奪三振、無四球、1失点という形で降板した。
 
 ここで投入されたのが、大型トレードで獲得した守護神ジョシュ・ヘイダー。開幕から圧倒的なピッチングを見せていた左腕だが、7月になってからは嘘のように炎上を繰り返し、前回登板は1死しか取れずに2度の押し出しと大炎上していた。果たしてこの日のヘイダーは“悪い”方のヘイダーだった。

 ボールは荒れに荒れ、ルーク・ボイトに死球を与えて満塁。そして、続く打者には1つもストライクが入らず押し出し。さらに犠飛も打たれて2点を喫した。どうにかこれ以上の傷口は広げなかったものの、ホームに返した走者はいずれもダルビッシュの責任走者となり、ダルビッシュは1失点→3失点となり、さらに敗戦投手の“おまけ”もついてしまった。

 中4日とはいえ、球数もまだ100球未満の中での交代に、ダルビッシュ本人も困惑した上、現地記者やファンの間でも批判の声が上がっている。さらに、プレーオフを目指すパドレスにとって、下位相手の取りこぼしもあまりに痛い結果となった。

構成●THE DIGEST編集部
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