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MLB

現時点でリードしているのは――MLB公式サイトがMVP争いに見解! 大谷翔平の異質性を強調する 一方、ジャッジの受賞条件は?

THE DIGEST編集部

2022.08.26

MVP争いを繰り広げる大谷(左)とジャッジ(右)。ともに類まれな成績を残している両者だ。(C) Getty Images

MVP争いを繰り広げる大谷(左)とジャッジ(右)。ともに類まれな成績を残している両者だ。(C) Getty Images

 いよいよシーズン終盤に差し掛かり、個人タイトルの話題も熱気を増してきたメジャーリーグ。そのなかでとりわけ高い注目度を集めているのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)によるアメリカン・リーグMVP争いだ。

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 今季ここまで、48本塁打、105打点、OPS1.057(すべてMLB1位)と圧倒的な打棒を誇るジャッジに対し、大谷は投手として10勝(8敗)、防御率2.83、167奪三振をマークしながら、打者としても27本塁打、73打点、OPS.863と躍動。ともに同リーグで傑出した存在感を放っている。

 そんななか、MLB公式サイトは現地8月25日、「各球団から1名のアワード候補者」と題した特集を掲載。エンジェルスでは、大谷をMVP候補として選び、「バレル率で98パーセンタイル(全体の何パーセントに位置するか)、奪三振率で96パーセンタイル」という“キースタッツ”とともに、ジャッジとの白熱したレース状況を分析した。

 同サイトのウィル・リーチ氏はまず、同レースを「現時点でジャッジがリードしている」と分析しながら、今季の二刀流スターに対し、「打者として昨年ほどではないものの、より優れた投手になっている」と称賛。「彼のような選手は全くいないままだ」と、米球界における“唯一無二ぶり”を強調している。

 一方、ヤンキースでは、ジャッジも大谷と同様にMVP候補に選ばれており、“キースタッツ”として「48本塁打」に注目。「本塁打のペースは落ちているが、それでも歴史的なシーズンだ」と続け、MVP受賞の条件について、「ヤンキースがア・リーグ東地区を制し、彼が60本塁打に到達すれば、間違いないのかもしれない」と指摘した。

 残りのシーズン、はたして大谷、ジャッジのどちらが印象的なパフォーマンスを残せるだろうか。その行方を日本のみならず、世界中のファンが注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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