プロ野球

村上宗隆、清原超えの最年少記録弾! 直前には“ハプニング”もお構いなしの2発「本当に凄いバッターとしか解説しようがない」

THE DIGEST編集部

2022.08.26

2打席連続で本塁打を放った村上。通算151号を記録している。(C)THE DIGEST写真部

 最年少レコードを更新した村上宗隆(ヤクルト)の勢いが止まらない。

 8月26日、敵地で行なわれたDeNA戦に「4番・三塁」で出場した村上は、6回に今季46号スリーランで、通算150本塁打をマーク。清原和博氏が持つプロ野球最年少レコードを22歳6か月に塗り替えると、自身を祝すかのように7回にも、ふたたび特大の花火を打ち上げた。

【動画】もう誰も止められない。村上の特大47号をチェック

 通算150号と記念すべき一発の直前はハプニングも起きていた。両チーム無得点で迎えた6回無死一二塁で第3打席を迎えた若き主砲は、ボールカウント2-2とした場面で、大貫晋一(DeNA)が内角低めに外したスプリットをしっかりと見極めた。

 直後に、村上は一塁方向に向かって歩きかけたのだ。すかさず捕手の嶺井博希(DeNA)が声を掛けると、笑いながらふたたび打席に。なんと村上はフォアボールと勘違いしていたのだ。このときにはネクストバッターとして控えた青木宣親(ヤクルト)の顔にも思わず笑みがこぼれた。

 球場全体にも一瞬ばかり和やかな空気が流れた。しかし、瞬時に切り替えられるのが、村上の怪物たる所以だ。フルカウントとした7球目、甘く入ったスプリットを背番号55は見逃さなかった。鋭い当たりではじき返した打球を右翼席へと運んだ。同偉業は、史上179人目。さらに22歳11か月で保持していた清原氏の最年少レコードを塗り替えたのだ。
 
 これで勢いに乗った村上は、3番手右腕・三上朋也と対峙した7回にもう一発を披露。ボールカウント2-0とした3球目、村上はど真ん中のストレートを強振。高々と舞い上がった打球は右中間スタンド上段へ着弾した。

 DAZN中継で解説を務めた林昌範氏は「当然、強振できるカウントではありますし、ボールは甘いですけど、普通だったら力んでファウルだったり…。本当に凄いバッターとしか解説しようがない」と賛辞を贈っている。

 セ・リーグ優勝を大きく左右する一戦は、6対3でヤクルトが勝利を飾った。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】日本新記録5打席連続ホームラン! 偉業を達成した燕の主砲・村上宗隆を特集

【関連記事】「嘘だろ…」村上宗隆、5打席連続アーチ!日本新記録に驚きの声「もうこの男は手が付けらない」

【関連記事】「真っすぐだけじゃ無理です」佐々木朗希、球宴の日本人最速162キロをマークも3連打食らい「変化球投げたかった」と本音ポロリ
 
NEXT
PAGE
【動画】もう誰も止められない。村上の特大47号をチェック