専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

大谷翔平は“ゴジラ”松井秀喜以来の快挙も達成! 菊池雄星は3回を投げるもトラウトの貫禄アーチを被弾して「課題」を露呈

THE DIGEST編集部

2022.08.27

積極果敢に打ちに行き、三塁打を放った大谷。得点機で球界屈指のクラッチヒッターぶりを発揮した。(C)Getty Images

積極果敢に打ちに行き、三塁打を放った大谷。得点機で球界屈指のクラッチヒッターぶりを発揮した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間8月26日、敵地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。5打数1安打、2打点と活躍して、チームの12対0での大勝に貢献した。

 この日はエンジェルスの背番号17が地力を見せつけた。

 最初の見せ場はチームが2点を先行し、なおも1死二、三塁という得点機で迎えた2打席目だ。大谷は、相手先発右腕ミッチ・ホワイトと対峙すると、インコース真ん中に投じられた84.5マイル(約135.9キロ)のスライダーをジャストミート。強烈な打球はライトフェンスに直撃する間に、一気に三塁へと到達。これで打点2を記録し、日本人では松井秀喜氏以来となる2年連続の75打点以上をマークした。

 8試合ぶり今季6本目のスリーベースで貴重な追加点をもたらした大谷。これで勢いに乗ったエンジェルスは、3回には“伏兵”アンドリュー・ベラスケスの2ランアーチで2点を加点。着実にホームチームを突き放していった。

 7対0とビジターチームがリードした6回には、注目の日本人対決も実現する。大きなビハインドを背負ったブルージェイズが、不振から中継ぎに転向した菊池雄星をマウンドに送り出したのである。
 
 1番からの好打順で迎えるエンジェルス打線と対峙した左腕は、先頭打者にいきなり四球を与えたものの、続くマイク・トラウトは空振り三振に切って取る。これで落ち着きを取り戻した菊池は、なおも1死一塁で迎えた母校・花巻東の後輩である大谷にはスライダーを中心にした投球で攻める。

 大谷も初球から積極果敢にスイングして打ちに行った。しかし、最後はカウント2-2からの6球目、外角低めへのスライダーを打たされてしまい、一塁ゴロに打ち取られた。

 結局、後続も危なげなく打ち取った菊池は8回まで続投。7回2死無塁の場面でジョー・アデルにソロホームランを許すと、8回にはトラウトに逆方向へと運ばれる貫禄の2ランを被弾。直球とスライダーの球威は十分で、2回(36球)を投げて5奪三振をマークしたものの、要所で長打を打たれる課題を露呈する形となった。

 なお、菊池は10点差をつけられ、1死無塁の局面で対峙した大谷に対しては、外角攻めを徹底。この2度目の花巻東対決もセカンドへの内野ゴロに打ち取り、3回(55球)を投げて6奪三振、3失点という内容で降板した。

 着実に追加点を奪いながら最後までリードを保ったエンジェルスは、連敗を「6」でストップ。明日は大谷が先発予定となっており、今月14日のミネソタ・ツインズ戦以来の連勝をあげられるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】大谷翔平が相手クラブハウスに入り込むハプニング!“迷子”のスターに敵ファンは歓迎ムード「ユニホームをあげるべき」

【関連記事】「99.99%、ジャッジだ!」米記者はMVPレースのほぼ終焉を宣言。大谷翔平を推さない理由はやっぱり本塁打に?

【関連記事】「大谷のトレード価値は今後下落するだろう」現地メディアがエンジェルスを夏の移籍市場の“負け組”に挙げる理由<SLUGGER>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号