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MLB

「なぜトラウトはこんなこと出来るの?」菊池雄星は3回6奪三振も2被弾。ブルージェイズ番記者は「トロントの夜じゃない」と嘆き

THE DIGEST編集部

2022.08.27

スライダーが冴え渡った菊池だが、不運にも2本のホームランを許した。(C)Getty Images

スライダーが冴え渡った菊池だが、不運にも2本のホームランを許した。(C)Getty Images

 菊池雄星(トロント・ブルージェイズ)が最強スラッガーに痛烈な一打を浴びた。

 現地時間8月26日、本拠地ロジャース・センターにて行なわれたロサンゼルス・エンジェルスとの3連戦の初戦。0対7とビハインドの6回に2番手としてマウンドに上がった菊池だったが、2発のホームランを浴びた。

【動画】「トロントの夜じゃない」と嘆きも。エンジェルスの主砲トラウトに一発を浴びた菊池をチェック

 1イニング目は上々だった。菊池は先頭のデビッド・フレッチャーにこそストレートの四球を与えたものの、その後はスライダーを巧みに使い、マイク・トラウトを空振り三振、大谷翔平を一ゴロ、ルイス・レンヒーフォを空振り三振と立ち直った……はずだった。

 そのまま続投した31歳は、7回にも2者連続で三振を奪った。だが、ジョー・アデルに低めのスライダーを上手く救い上げられ、左翼スタンドへと運ばれる。さらに続く8回には、1死からフレッチャーに中安打を許すと、続くトラウトには外角低めのスライダーを右フェンスの奥へと持っていかれた。

 前回登板ではコントロールが定まらず2/3回、4四死球、1失点で涙を飲んだ菊池だが、この日は3回を投げ6奪三振を記録しただけに、被安打3、被本塁打2、3失点を喫す、悔しい結果となった。
 
 この不運ともいえる成績にブルージェイズ番の記者らは嘆く。自身のYouTubeチャンネルでブルージェイズ選手の魅力を余すことなく伝えるケビン・ゴード氏は「なぜトラウトはこんなことが出来るの?」とエンジェルス主砲の凄さを驚きをもって報じた。また、公式メディア『MLB.com』のブルージェイズ番キーガン・マシソン記者は、「マイク・トラウトがユウセイ・キクチを攻略した」「トロントの夜じゃない」と悲しんだ。

 打線が繋がらず12対0で敗退したブルージェイズ。それでも68勝56敗でワイルドカードでポストシーズン進出圏内につけている。大事な終盤戦、菊池はチームに貢献できるだろうか。今後の試合展開にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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