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高校野球

加賀の中村剛也2世、東海ナンバーワン右腕――全国出場を逃したスカウト垂涎の逸材【甲子園未出場組のドラフト候補】

西尾典文

2022.08.29

さまざまな話題を振りまいた今夏の甲子園。その夢舞台に立てなかったチームの中にもプロ注目の逸材たちがいる。写真:滝川敏之

さまざまな話題を振りまいた今夏の甲子園。その夢舞台に立てなかったチームの中にもプロ注目の逸材たちがいる。写真:滝川敏之

 浅野翔吾(高松商)や松尾汐恩(大阪桐蔭)、山田陽翔(近江)など高い注目を集めた今夏の甲子園。しかし、惜しくも全国の檜舞台を立てなかった選手たちの中にも逸材は多い。

 今回は甲子園未出場の選手たちから、とりわけ高く評価される可能性がある高校生ドラフト候補を5人ピックアップして紹介したい。

―――◆―――◆―――

斉藤優汰(苫小牧中央/投手/右投げ・左打ち)

 最速151キロを誇る本格派右腕。190センチ近い長身ながらフォームのバランスも良く、ストレートはコンスタントに145キロを超える。課題だった変化球、コントロールも確実にレベルアップしており、春の全道大会では強豪の北海を相手に11奪三振で完投勝利を挙げた。

 今夏もチームを南北海道大会の準決勝進出に導いたエースには、セ・リーグ球団のスカウトも「北海道だけではなく、東日本全体でもナンバーワンではないか」とコメント。総合的に見ても今年の高校生投手ではトップクラスのポテンシャルの持ち主であるのは間違いない。早々にプロ志望届の提出も報じられたが、スケールを重視する球団は上位で指名する可能性は十分に考えられるだろう。
 
門別啓人(東海大札幌/投手/左投げ・左打ち)

 斉藤とともに高い注目を集めている北海道を代表するサウスポー。春の札幌地区予選では1試合20奪三振もマークするなど、左腕としては全国でもトップという声も多い。ストレートのアベレージは140キロ台前半だが、勝負所でギアを上げられ、力を入れると145キロを超える。

 また高校生サウスポーとして珍しくコントロールも安定。四死球で自滅しないのも大きな特長だ。この夏は南北海道大会の準決勝で敗れたものの、それまでの試合にはヤクルトや地元の日本ハムが6人体制で視察に訪れるなど、多くのスカウト陣が熱視線を注いだ。若手の左腕が不足している球団にとっては垂涎の的と言える。

内藤鵬(日本航空石川/三塁手/右投げ・右打ち)

 今年の高校球界を代表するスラッガー。1年秋から不動の4番となると、2年春の県大会では早くも5本塁打を放ち注目を集めた。今春は守備で左肩を痛めた影響で出遅れたが、北信越大会では3試合で6割を超える打率を残し、決勝ではホームランも放つなどチームの優勝に大きく貢献した。

 この夏は厳しいマークに苦しみながらも、初戦で特大の一発を放ち、圧巻のパワーを披露。180センチ、100キロという巨漢だが、決して力任せではなくスイングに柔らかさがあり、遠くへ飛ばす能力は、ドラフト1位候補にも挙げられる浅野にも引けを取らない。サードの守備も年々レベルアップしている印象を受けるため、攻守で上達していけば、中村剛也(西武)のようなホームランバッターになる可能性も秘めた素材である。
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