これが球界最強を争う男たちの実力、ということか。
メジャーリーグは現地時間8月29日、ロサンゼルス・エンジェルスとニューヨーク・ヤンキースの一戦が行なわれ、大谷翔平とアーロン・ジャッジの“MVP対決”が大きく注目された。そして両者とも、その期待に応える見事なホームランを叩き込んでみせた。
まず魅せたのは、二刀流として輝きを放つ昨季のMVP大谷だ。2対2で迎えた5回裏2死一塁の第3打席、大谷派カウント1-2からの4球目、外角低めに投じられた相手右腕フランキー・モンタスの決め球スプリッターをうまく拾い上げると、右翼スタンドへ突き刺さる勝ち越し2ランを放った。
前日28日のトロント・ブルージェイズ戦では、登板翌日に28号を放っておりこれで2試合連発。2年連続の30本塁打にリーチをかける29号で、MVP対決の行方は大谷に軍配が上がった……かに見えた。しかし、もう一人の怪物スラッガーも眠っていただけではなかった。
ヤンキースが2対4と2点を追う8回表、ジャッジがライアン・テペラからセンター後方へソロ本塁打を叩き込んでみせる。これでジャッジはついに50号本塁打の大台に到達。ヤンキースの選手で8月終了前に50号は1961年のロジャー・マリス(51本)に次いで2人目のスピード記録であり、通算2度目の年間50本塁打も史上10人目の快挙となった。
両雄の見事な打棒に現地も沸き立つ。大谷マニアとして知られる『FOX Sports』のベン・バーランダーが「アーロン・ジャッジが50本塁打に乗せた! MVP最有力の2人が見事な競演だ」と大興奮。さらに、エンジェルス本拠地にもかかわらず、詰めかけた多くのヤンキースファンも「MVPコール」を送り、大谷とジャッジの“応援合戦”も熱を帯びていた。
まだまだシーズン終了まで試合は残っている。大谷とジャッジは果たしてどんな伝説を残し続けるのか。その一挙手一投足に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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まず魅せたのは、二刀流として輝きを放つ昨季のMVP大谷だ。2対2で迎えた5回裏2死一塁の第3打席、大谷派カウント1-2からの4球目、外角低めに投じられた相手右腕フランキー・モンタスの決め球スプリッターをうまく拾い上げると、右翼スタンドへ突き刺さる勝ち越し2ランを放った。
前日28日のトロント・ブルージェイズ戦では、登板翌日に28号を放っておりこれで2試合連発。2年連続の30本塁打にリーチをかける29号で、MVP対決の行方は大谷に軍配が上がった……かに見えた。しかし、もう一人の怪物スラッガーも眠っていただけではなかった。
ヤンキースが2対4と2点を追う8回表、ジャッジがライアン・テペラからセンター後方へソロ本塁打を叩き込んでみせる。これでジャッジはついに50号本塁打の大台に到達。ヤンキースの選手で8月終了前に50号は1961年のロジャー・マリス(51本)に次いで2人目のスピード記録であり、通算2度目の年間50本塁打も史上10人目の快挙となった。
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まだまだシーズン終了まで試合は残っている。大谷とジャッジは果たしてどんな伝説を残し続けるのか。その一挙手一投足に注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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