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「偉大な功績だ!」ダルビッシュ有の日米通算3000奪三振にチームメイトは最敬礼!「本当に賢い投手」

THE DIGEST編集部

2022.09.03

日米通算3000奪三振の偉業を達成したダルビッシュに対し、現地メディアもチームメイトも祝福のコメントを残した。(C)Getty Images

 日本が生んだ最高の投手に大きな勲章が加わった。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間9月2日、敵地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に先発すると、5回にコディ・ベリンジャーを三振に仕留めて日米通算3000奪三振(日本時代1250、MLB1750)を達成した。最終的に最強チームを相手に7回2安打無失点9奪三振の見事な投球を見せ、今季12勝目(7敗)をマークしている。

【動画】3000奪三振の偉業! ダルビッシュ、達成の瞬間をチェック

 この日は序盤から速球が良く走り、変化球も切れていた。初回、3番のウィル・スミスから最初の三振を奪うと、4回まで毎回奪三振。そして5回、先頭のクリス・テイラーを死球で出塁させたものの、ベリンジャーを縦のスライダーで空振り三振に打ち取って"大台"に到達。最終的に7回まで毎回Kの快投で9個の三振を積み上げた。
 
 日本人史上6人目となる通算3000奪三振の大記録は、日米問わずマイルストーンとして認識されているようだ。大台に達した瞬間、パドレス公式ツイッターは日本ハム時代の映像も交えたトリビュート動画を投稿すると、多くの現地メディアもダルビッシュの偉業を讃えていた。そしてもちろん、チームメイトも例外ではない。

 試合後、先制2ランを放ったマニー・マチャドはダルビッシュの3000奪三振について訊かれると、「偉大な功績だ! 3000という数字は本当にすごい数だね」と目を丸くしていた。さらに、テキサス・レンジャーズでも僚友でこの日ダメ押し3ランを記録したジュリクソン・プロファーは、「本当にとってもとっても賢いピッチャー。彼の後ろを守るのは本当に楽しいね」と絶賛したのだった。

 NPBでは4人、MLBでも19人(日米通算では野茂英雄とダルビッシュ)しかいない3000奪三振のマイルストーン。選手もメディアも惜しみない拍手を送るのも、それだけの偉業ということだ。また、ダルビッシュはこの日7回まで投げたことで、早くも規定投球回に到達。今季20個目のQS(6イニング以上投げて自責点3以下)はリーグ1位に躍り出ている。

 改めて、日本が生んだ偉大な投手の功績を讃えたい。

構成●THE DIGEST編集部
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