球史を変える才人がさらに調子を上げている。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間9月5日、本拠地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「3番・DH」で先発出場すると、2本のホームランを含む3安打をマーク。打率を今季初めて2割7分台に乗せ、32本塁打はリーグ単独2位にまで浮上させている。
【動画】驚愕の1試合2発! 大谷翔平、31&32号をチェック
しかも、だ。この2日前にはア・リーグ最高勝率を誇るヒューストン・アストロズ戦の先発マウンドに上がり、白星こそつかなかったが、8回を投げて6安打1失点の圧巻投球。この短期間で投打二刀流の異彩ぶりを見事に披露してみせた。
そして今季の活躍ぶりを端的に示すのが、チーム内の"タイトル総なめ"だろう。5日の試合を終え、大谷がチーム1位のスタッツは以下の通りだ。
<打撃>
・555打席
・130安打
・21二塁打
・6三塁打
・32本塁打
・85打点
・66四球
・打率.270
・出塁率.360
・長打率.537
・OPS.898
<投球>
・23先発
・136.0投球回
・11勝
・防御率2.58
・181奪三振
細かな数字を取り上げればもっと出てくるが、エンジェルスの投打両部門において、大谷がリーダーズを独占状態にある。なるほどやはり、大谷がMVP最有力候補に挙げられるのも納得の数字だろう。これにはファンも驚くばかりだが、他ならぬチームメイトも驚嘆しているようである。
エンジェルスに今季から加入した救援右腕のアーチー・ブラッドリーは、自身のツイッターにて大谷がチームトップの項目をスクリーンショットにして投稿。そこに記載されているのは、打率(.270)・本塁打(32)・打点(85)・出塁率(.360)・安打(130)・勝利(11)・防御率(2.58)・奪三振(181)の"わずか"8部門しかないが、ブラッドリーは「ショウヘイは実在しているの!?」と目を丸くしていた。
同じチームに所属している選手が、その存在を信じられないというのは、それだけ大谷翔平という選手が傑出していることの証左だろう。そしてブラッドリーは「#MVP」のハッシュタグをつけ、アーロン・ジャッジとの熾烈なMVP争いを演じているチームメイトの後押しもしていた。
昨シーズンにメジャー移籍後初めて二刀流でシーズンを見事完遂した大谷。今季はさらに前代未聞の「規定打席&規定投球回のW到達」も視野に入っている。MVPの行方は分からない。だが、今年もまた記憶にも記録にも残る活躍を見せているのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間9月5日、本拠地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「3番・DH」で先発出場すると、2本のホームランを含む3安打をマーク。打率を今季初めて2割7分台に乗せ、32本塁打はリーグ単独2位にまで浮上させている。
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しかも、だ。この2日前にはア・リーグ最高勝率を誇るヒューストン・アストロズ戦の先発マウンドに上がり、白星こそつかなかったが、8回を投げて6安打1失点の圧巻投球。この短期間で投打二刀流の異彩ぶりを見事に披露してみせた。
そして今季の活躍ぶりを端的に示すのが、チーム内の"タイトル総なめ"だろう。5日の試合を終え、大谷がチーム1位のスタッツは以下の通りだ。
<打撃>
・555打席
・130安打
・21二塁打
・6三塁打
・32本塁打
・85打点
・66四球
・打率.270
・出塁率.360
・長打率.537
・OPS.898
<投球>
・23先発
・136.0投球回
・11勝
・防御率2.58
・181奪三振
細かな数字を取り上げればもっと出てくるが、エンジェルスの投打両部門において、大谷がリーダーズを独占状態にある。なるほどやはり、大谷がMVP最有力候補に挙げられるのも納得の数字だろう。これにはファンも驚くばかりだが、他ならぬチームメイトも驚嘆しているようである。
エンジェルスに今季から加入した救援右腕のアーチー・ブラッドリーは、自身のツイッターにて大谷がチームトップの項目をスクリーンショットにして投稿。そこに記載されているのは、打率(.270)・本塁打(32)・打点(85)・出塁率(.360)・安打(130)・勝利(11)・防御率(2.58)・奪三振(181)の"わずか"8部門しかないが、ブラッドリーは「ショウヘイは実在しているの!?」と目を丸くしていた。
同じチームに所属している選手が、その存在を信じられないというのは、それだけ大谷翔平という選手が傑出していることの証左だろう。そしてブラッドリーは「#MVP」のハッシュタグをつけ、アーロン・ジャッジとの熾烈なMVP争いを演じているチームメイトの後押しもしていた。
昨シーズンにメジャー移籍後初めて二刀流でシーズンを見事完遂した大谷。今季はさらに前代未聞の「規定打席&規定投球回のW到達」も視野に入っている。MVPの行方は分からない。だが、今年もまた記憶にも記録にも残る活躍を見せているのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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