現地時間９月11日、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「２番・ＤＨ」でスタメン出場。４打数２安打１本塁打（１四球）と大活躍したが、エンジェルスは大敗した。

　前日に先発登板した際は、右手のマメで５回緊急降板を余儀なくされた大谷だが、この日はその影響を感じさせない活躍。初回、１番のミッキー・モニアックがいきなりスリーベースを放ち、無死三塁のチャンスで第１打席を迎えた。カウント１ー２から低めのカーブに一瞬体勢を崩されたように見えたが、片手ですくい上げた打球はぐんぐん伸びて右中間スタンドへ。先制の34号２ランとなった。
  　続く第２打席も内角のボールを叩いてセンターオーバーの二塁打を放ったが、その直後に大谷の活躍で挙げた先制点はあっさり無になってしまう。エンジェルス先発のタッカー・デビッドソンが３回裏に連打を食らい、あっという間に満塁弾を含む５失点。

　５回には大谷の第３打席が巡ってくるもライトフライ。その直後の５回裏には、２番手のマイク・メイヤーズが３ランを打たれるなど、６回までに３対９と突き放された。

　そして迎えた７回表、大谷の第４打席。大谷は特大のファールを２つも飛ばすが、アストロズのリリーフ、ライン・スタネックは結局フルカウントからの四球で大谷に出塁を許す。だが、エンジェルス打線は大谷のチャンスメイクも生かせず後続が凡退してしまう。

　その後もエンジェルスは８回裏にさらに３点を追加され、９回表に１点返した直後に１死二塁で大谷の第５打席を迎える。大谷はファウルで粘るものの、最後はセカンドゴロに倒れてここは打点ならず。次打者のマグネリウス・シエラもファーストゴロに倒れ、４対12で大敗した。
　
構成●SLUGGER編集部