プロ野球

球界最高年俸9億円の田中将大、リーグワーストの成績に。元メジャーリーガーの低調さに韓国紙が「全盛期は過ぎた」と悲鳴

THE DIGEST編集部

2022.09.16

元メジャーリーガーの田中の勢いの無さに韓国紙も悲報を打っている。(C)THE DIGEST写真部

 元メジャーリーガーの現状に海外メディアも嘆いている。

 9月10日のロッテ戦で田中将大(楽天)は、5回、被安打9、1被本塁打、2奪三振、2与四球、6失点で自己ワーストとなる10敗目を喫した。今季22試合に登板して、8勝10敗で防御率3.27のベテランに、かつて史上初の24連勝を飾った全盛期の面影はみられない。

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 2014年シーズンから7年間、「野球の本場」アメリカに渡り、ニューヨーク・ヤンキースでプレーした田中。多士済々の名門で先発ローテーションを守り続け、6年連続で2桁勝利を果たすなど主力投手として米国ファンを沸かせた。

 そんな田中は昨年にNPB史上最高額となる推定年俸9億円の契約で古巣・楽天に復帰。メジャーの地で磨いた腕を日本で披露すると誰しもが望んでいたはずだった。だが、現実は先述のとおりだ。

 33歳の低調なパフォーマンスに韓国紙『朝鮮日報』は、「日本最高額9億円をもらっているのに、リーグワーストタイの10敗目だ。被打率.255。全盛期は過ぎたタナカは、来シーズンどうする?」と題した記事を掲載した。
 
 まず、世間を驚かせた9億円契約を「渡米前のチームへの貢献度に加え、知名度を踏まえた超高額年俸である」と伝えた同紙は、「だが、成績がそれに追いつかない」と嘆く。そして「全盛期を過ぎたタナカは、打者を圧倒する投手ではない。むしろ打ち込まれ、大量失点する試合の方が多い」と評し、以下のように伝えた。

「今季の被打率は.255。規定イニングを達した投手で最も悪い。146回投げ被本塁打15は、ワースト3位に入る」

 今季海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たす右腕に、「来年は34歳という年齢ながら超高額年俸。球威は落ちていることも踏まえれば、選択肢の幅は広くないだろう」と指摘した同記事は、「球団に残るには大幅な減俸は避けられない」とまとめている。

 かつてはピンストライプのユニホームを身に纏まって躍動した田中は、果たしてどのような選択をするのか。彼の去就に海外も注目しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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