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MLB

9月は長打率1.018! ジャッジは“投げない”が大谷翔平にも負けない! 驚異的なスタッツで見る怪物の歴史的な凄み

THE DIGEST編集部

2022.09.19

大谷に負けないほどの快進撃を見せているジャッジ。そのパフォーマンスは文字通り歴史的だ。(C)Getty Images

大谷に負けないほどの快進撃を見せているジャッジ。そのパフォーマンスは文字通り歴史的だ。(C)Getty Images

 数多の激闘が繰り広げられてきたメジャーリーグもシーズン終盤戦。各地区の優勝争いやプレーオフ進出争いが佳境を迎えるなかで、個人タイトルの行方も注目度を高めている。

 そんななかで、異彩を放つのが、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジだ。目下、アメリカン・リーグのMVP最有力候補とされる30歳の怪物スラッガーは、球史に残るハイアベレージで、とにかく打ちまくっているのだ。

 決して今季の滑り出しは快調ではなかった。開幕10試合での本塁打数はわずかに1本。打率も.257(41打数9安打)とやや精彩を欠いていた。だが、5月以降に少しずつペースを上げると、7月は13本と本塁打を量産。おのずと打点と打率も増えていき、現地時間9月18日時点で本塁打と打点でリーグトップ、打率も首位まで1厘差で、三冠王の可能性が浮上している。

 チームメイトのアンソニー・リゾーが「本当に感動的だ」とエモーショナルに表現した“神憑った”打棒を見せつけるジャッジ。往年の大打者であるロジャー・マリスが打ち立てたア・リーグ年間最多本塁打記録(61本)にも肉薄する男は、相手からすれば止める術がないと言いたくなるほどに驚異的だ。
 
 ここであらためて、主な打撃スタッツを見直してみよう。

打率:.316(リーグ2位)
本塁打:59(リーグ1位)
打点:127(リーグ1位)
安打:166(リーグ3位)
得点:122(リーグ1位)
出塁率:.419(リーグ1位)
長打率:.701(リーグ1位)
OPS:1.120(リーグ1位)

 安打数と打率を除いてはいずれもリーグ1位の6冠だ。さらに凄いのは、ジャッジは疲労が出てくるシーズン終盤に入って成績を伸ばしている点だ。9月に入ってから彼は打率.491、8本塁打、出塁率.586、長打率1.018と軒並みハイアベレージ。さらにパワーヒッターを見定めるうえでのカギとなる指標「ISO」(長打率から打率を引いたスタッツ)は、驚異の.527。まさに疲れ知らずである。

 彼の図抜けた打撃は日本でも小さくない話題となっている。その理由は、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)との激しいMVP争いにあると言わざるを得ない。そうしたなかで、列島の野球ファンにあって、やはり唯一無二の二刀流戦士を推す人々は多い。SNS上では「ジャッジは投げない」というコメントも見受けられる。

 たしかに大谷は凄まじい。二刀流をハイレベルにこなすポテンシャルを持つのは、現時点で彼しかいない。だが、多士済々のメジャー球界で三冠王とマリスの偉業を破ろうとするジャッジの快進撃を「マウンドに立たない」からという理由で、MVPにふさわしくないとするのは、違和感を覚えずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部

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