信じられないような逆転劇となった。
現地時間9月20日、ヤンキースタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース対ピッツバーグ・パイレーツの一戦は、ホームのヤンキースが4対8と4点のビハインドを負って9回を迎えたが、アーロン・ジャッジが、5番手のウィル・クロウから反撃の狼煙を上げる第60号ソロ本塁打を左中間スタンドへ放つと、さらに満塁からジャンカルロ・スタントンが満塁アーチを放ち、9対8でサヨナラ勝ちを掴んだ。
【動画】「ベイブに並んだ!」ジャッジの60号アーチ&スタジアム騒然のスタントンのサヨナラ満塁弾!
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平と熾烈なMVP争いを繰り広げるジャッジがついに神様ベーブ・ルースに並ぶ60号に到達した。60号はメジャー史上6人目で、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグ年間最多本塁打(61本)に王手をかけた。
その一発は4点をリードされ、敗色濃厚な9回裏の第5打席で生まれた。カウント3-1からクロウが投じた5球目の154キロのシンカーを捉えると、高々と舞い上がった打球はレフトスタンドへ。球場は大きな興奮に包まれた。
しかし、ジャッジの60号で生まれた熱狂の渦はそれで収まらない。ここからさらに2番のアンソニー・リゾーの二塁打から満塁のチャンスを作ったヤンキースは、5番スタントンが強烈な一振り。マウンド上のクロウはしゃがみ込み、打球の行方を見たスタントンはホームランを確信。史上3人目となる3度目の‟サヨナラグランドスラム“で、スタジアムの熱狂は最高潮に達した。
ヤンキース公式ツイッターは、「忘れられない夜」「野球は美しい」などと綴り、興奮の映像とともに投稿。偉業にリーチを懸けたジャッジやこの日のヒーローとなったスタントンを称賛した。
また、公式サイト『MLB.com』ではサヨナラの瞬間を振り返ったジャッジのコメントを紹介。「ちょっと気を失った」というジャッジは、「スタントンの外野への打球は、彼の特徴的なレーザーだった。僕は最前列の良い席にいたけど、チーム全体が気を失って、スタジアムが噴火したようだった。とても特別な瞬間だったよ」と言い残している。
この勝利でヤンキースはア・リーグ東地区で2位トロント・ブルージェイズと5.5ゲーム差を維持。ジャッジが火をつけ、スタントンが仕上げた大逆転劇で、地区優勝へ向けて弾みのつく勝利をもぎ取った。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ジャッジが60号到達! “神様ルース”に並ぶ大台に現地メディア賛辞「お辞儀をしよう」。最後はスタントンが逆転サヨナラ満塁弾の祝砲
【関連記事】9月は長打率1.018! ジャッジは“投げない”が大谷翔平にも負けない! 驚異的なスタッツで見る怪物の歴史的な凄み
【関連記事】大谷翔平は「異次元からやってきた」。MVP論争に米放送局が指摘した指標で表せない“価値”とは?「ジャッジは入れない」
現地時間9月20日、ヤンキースタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース対ピッツバーグ・パイレーツの一戦は、ホームのヤンキースが4対8と4点のビハインドを負って9回を迎えたが、アーロン・ジャッジが、5番手のウィル・クロウから反撃の狼煙を上げる第60号ソロ本塁打を左中間スタンドへ放つと、さらに満塁からジャンカルロ・スタントンが満塁アーチを放ち、9対8でサヨナラ勝ちを掴んだ。
【動画】「ベイブに並んだ!」ジャッジの60号アーチ&スタジアム騒然のスタントンのサヨナラ満塁弾!
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平と熾烈なMVP争いを繰り広げるジャッジがついに神様ベーブ・ルースに並ぶ60号に到達した。60号はメジャー史上6人目で、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグ年間最多本塁打(61本)に王手をかけた。
その一発は4点をリードされ、敗色濃厚な9回裏の第5打席で生まれた。カウント3-1からクロウが投じた5球目の154キロのシンカーを捉えると、高々と舞い上がった打球はレフトスタンドへ。球場は大きな興奮に包まれた。
しかし、ジャッジの60号で生まれた熱狂の渦はそれで収まらない。ここからさらに2番のアンソニー・リゾーの二塁打から満塁のチャンスを作ったヤンキースは、5番スタントンが強烈な一振り。マウンド上のクロウはしゃがみ込み、打球の行方を見たスタントンはホームランを確信。史上3人目となる3度目の‟サヨナラグランドスラム“で、スタジアムの熱狂は最高潮に達した。
ヤンキース公式ツイッターは、「忘れられない夜」「野球は美しい」などと綴り、興奮の映像とともに投稿。偉業にリーチを懸けたジャッジやこの日のヒーローとなったスタントンを称賛した。
また、公式サイト『MLB.com』ではサヨナラの瞬間を振り返ったジャッジのコメントを紹介。「ちょっと気を失った」というジャッジは、「スタントンの外野への打球は、彼の特徴的なレーザーだった。僕は最前列の良い席にいたけど、チーム全体が気を失って、スタジアムが噴火したようだった。とても特別な瞬間だったよ」と言い残している。
この勝利でヤンキースはア・リーグ東地区で2位トロント・ブルージェイズと5.5ゲーム差を維持。ジャッジが火をつけ、スタントンが仕上げた大逆転劇で、地区優勝へ向けて弾みのつく勝利をもぎ取った。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ジャッジが60号到達! “神様ルース”に並ぶ大台に現地メディア賛辞「お辞儀をしよう」。最後はスタントンが逆転サヨナラ満塁弾の祝砲
【関連記事】9月は長打率1.018! ジャッジは“投げない”が大谷翔平にも負けない! 驚異的なスタッツで見る怪物の歴史的な凄み
【関連記事】大谷翔平は「異次元からやってきた」。MVP論争に米放送局が指摘した指標で表せない“価値”とは?「ジャッジは入れない」