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MLB

“二刀流スター”大谷翔平vs 60HRの怪物ジャッジのMVP争いも白熱! 米記者も両雄の歴史的快挙にパニック

THE DIGEST編集部

2022.09.24

熾烈なアメリカン・リーグMVPレースを繰り広げるジャッジ(左)と大谷(右)。(C)Getty Images

熾烈なアメリカン・リーグMVPレースを繰り広げるジャッジ(左)と大谷(右)。(C)Getty Images

 記録的なパフォーマンスを続ける天才と怪物。彼らの活躍によって、今季のアメリカン・リーグのMVPレースは、例年以上に盛り上がりを見せている。

 いま、米球界でホットなタレントとなっているのは、昨季にMVPを受賞した偉才・大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と、怪物スラッガーのアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。

 今季も“二刀流”としてシーズンを走り続ける大谷は、投げては14勝(AL3位タイ)、防御率2.47(AL5位)、203奪三振(AL3位)と好投。打っても34本塁打(AL10位)、90打点、OPS.892(AL8位)をマークしている。

 対するジャッジは、ロジャー・マリス氏が保持するアメリカン・リーグ最多本塁打(61本塁打)まであと1本に迫る60発(MLB1位)と量産。さらに128打点(MLB1位)、打率.315(AL4位)と三冠王をも狙える位置につけており、圧倒的な実力を世界に示している。

 異なるシーズンに起きる事象であれば、間違いなく両者ともにMVPを手にしていたはず。だが、不運と言うべきか。同じシーズンにどちらも球史に残るハイパフォーマンスを見せてしまっている。どちらがMVPに相応しいか、つまり「価値あるプレーヤー」がどっちなのかに決着をつけなくてはいけないのだ。

【動画】相手バッターが全く手が出ず…。大谷翔平の圧巻200奪三振シーンをチェック

 その複雑な思いは識者や関係者も抱いているようだ。米放送局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ記者は、その想いを代表するかのように、自身のSNSで「今シーズンの私の頭の中」と書き出し、以下のように綴った。
 
「ジャッジが2発放った、満場一致でMVPだ。程なくして、弱ったな、大谷が7回を投げ切った。しかもこの間ホームランを打ったばかりだぞ!MVPか?」

 さらに同氏は「ジャッジが本塁打記録を更新する勢いだ!これはMVPだ。少しすると、オオタニが13奪三振、被安打2に抑えた。MVPか?」と自身が考えたことを披露した。

 同一人物であってもシーズンを通して幾度も迷いが生じていることからも、ファンや識者の間で白熱した議論が交わされるのも無理もない。いよいよ10試合あまりとなったレギュラーシーズンで、最後にインパクトを残せるのはどちらか。今後も両雄の一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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