ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジの勢いは、シーズン終盤に入ってから勢いを増している。ゆえに今季のアメリカン・リーグMVP争いでも優位に立つと目されている。
往年の大打者であるロジャー・マリスが打ち立てたア・リーグ最多本塁打記録(61本)まであと1本に迫る60発を放つ「怪物」ジャッジ。今季の彼はさらに128打点(MLB1位)、打率.315(AL4位)とハイアベレージを叩き出し、三冠王をも狙える位置で、レギュラーシーズンの最終局面を迎えている。
そんな彼にMVP争いで対抗しているのは、昨季MVPの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今季も投打で異彩を放つ28歳のサムライは、投げては14勝(AL3位タイ)、防御率2.47(AL5位)、203奪三振(AL3位)を記録。打っても34本塁打(AL10位)、90打点、OPS.892(AL8位)という圧巻の成績を残している。
どちらも甲乙はつけがたい成績ではある。しかし、米紙『Star Tribune』のパトリック・ロイス記者は、「ユニークさと高い才能を持つオオタニを支持する意見を目にするが、MVPは年間優秀選手ではない。MVPは『最も価値がある選手』を選ぶものだ」と断言。そして、ジャッジ優位の見解を明らかにしている
もっとも、同記者は一方的に大谷のMVPを否定するわけではない。次のように“二刀流スター”の力量を絶賛してもいる。
「ジャッジは外野手として、オオタニは投手とDHで、ともに金曜日の夜に146試合目の出場を果たしたことに驚く。オオタニは先発の日は投手兼DHで、それ以外の日はDHで体力的にどうこなしているのか。野球観戦者の度肝を抜いているはずだ」
だが、「ヤンキースは30試合以上の貯金がある一方、エンジェルスは20ゲームほどの借金なの事実は、議論を揺さぶることが許される」と述べたうえで、「ヤンキースは数多くの怪我人が出て、ジャッジはそんな彼らに囲まれたラインナップもあった」と苦しい時期をジャッジが支えたことを強調した。
大谷の力をもってしても勝利に恵まれないエンジェルス。あくまでひとつの意見に過ぎないが、ジャッジが優位に立っている。終盤戦での大逆転劇は果たしてあるだろうか……。
構成●THE DIGEST編集部
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往年の大打者であるロジャー・マリスが打ち立てたア・リーグ最多本塁打記録(61本)まであと1本に迫る60発を放つ「怪物」ジャッジ。今季の彼はさらに128打点(MLB1位)、打率.315(AL4位)とハイアベレージを叩き出し、三冠王をも狙える位置で、レギュラーシーズンの最終局面を迎えている。
そんな彼にMVP争いで対抗しているのは、昨季MVPの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今季も投打で異彩を放つ28歳のサムライは、投げては14勝(AL3位タイ)、防御率2.47(AL5位)、203奪三振(AL3位)を記録。打っても34本塁打(AL10位)、90打点、OPS.892(AL8位)という圧巻の成績を残している。
どちらも甲乙はつけがたい成績ではある。しかし、米紙『Star Tribune』のパトリック・ロイス記者は、「ユニークさと高い才能を持つオオタニを支持する意見を目にするが、MVPは年間優秀選手ではない。MVPは『最も価値がある選手』を選ぶものだ」と断言。そして、ジャッジ優位の見解を明らかにしている
もっとも、同記者は一方的に大谷のMVPを否定するわけではない。次のように“二刀流スター”の力量を絶賛してもいる。
「ジャッジは外野手として、オオタニは投手とDHで、ともに金曜日の夜に146試合目の出場を果たしたことに驚く。オオタニは先発の日は投手兼DHで、それ以外の日はDHで体力的にどうこなしているのか。野球観戦者の度肝を抜いているはずだ」
だが、「ヤンキースは30試合以上の貯金がある一方、エンジェルスは20ゲームほどの借金なの事実は、議論を揺さぶることが許される」と述べたうえで、「ヤンキースは数多くの怪我人が出て、ジャッジはそんな彼らに囲まれたラインナップもあった」と苦しい時期をジャッジが支えたことを強調した。
大谷の力をもってしても勝利に恵まれないエンジェルス。あくまでひとつの意見に過ぎないが、ジャッジが優位に立っている。終盤戦での大逆転劇は果たしてあるだろうか……。
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