アメリカン・リーグ最多本塁打(61本)に王手をかけるアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だが、現地時間9月26日に行なわれたトロント・ブルージェイズ戦でもファンが待ち望む瞬間は訪れなかった。
【動画】敵地にも関わらず大きなブーイング!勝負を避けられたジャッジの様子をチェック
1961年にロジャー・マリス氏が打ち立てた記録まであと1本と迫るジャッジ。シーズン前半からホームランを量産し、ともに37本で2位に並ぶヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)とマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とは23本と大差をつけているのだ。
ポストシーズン進出をかけ負けられない戦いが繰り広げられるなか、どんな球でも容易にフェンスの奥へと運ぶジャッジに相手は警戒心を高めているようだ。この日「1番・右翼」で出場のジャッジは初回、低めの速球を右翼へ運び出塁し、先制点に貢献したものの、その後、四球、三振、三振と快音を響かせられずにいた。
2対2で迎えた延長10回、2死一塁でジャッジに第5打席が回ってきた。すかさずブルージェイズは左腕ティム・メイザに投手を交代。ファンは背番号99の打棒に期待を寄せた。だが、ブルージェイズはここで故意四球を選択したのだ。
歴史的瞬間を目に焼きつけるために球場を訪れたファンも少なくはなかったようだ。カナダ専門局『Sportsnet』ベン・ニコルソンスミス記者によれば、「ファンは全く嬉しくないようで、大ブーイングが巻き起こった」と実況。米メディア『The Athletic』に寄稿するキャット・ガルシア記者は、「アーロン・ジャッジにとって、故意四球は拷問だ」と嘆いた。
また米紙『The Star-Ledger』のジェレミー・シュナイダー氏は、「ジャッジに故意四球するために新しい投手に替えたのか?腑抜け野郎め」と怒りを口にしている。シーズン終了まで残り9試合とするヤンキース。6戦音無しの怪物ジャッジの記念すべき一発は、果たして出るだろうか……。
構成●THE DIGEST編集部
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1961年にロジャー・マリス氏が打ち立てた記録まであと1本と迫るジャッジ。シーズン前半からホームランを量産し、ともに37本で2位に並ぶヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)とマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とは23本と大差をつけているのだ。
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2対2で迎えた延長10回、2死一塁でジャッジに第5打席が回ってきた。すかさずブルージェイズは左腕ティム・メイザに投手を交代。ファンは背番号99の打棒に期待を寄せた。だが、ブルージェイズはここで故意四球を選択したのだ。
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