MLB

米記者がリーグMVPにジャッジを予想!一方で『ショウヘイ・オオタニ賞』設立を提案「地球上で彼みたいにできる人間はいない」

THE DIGEST編集部

2022.10.04

現地メディアで尽きることのない大谷(左)とジャッジ(右)のア・リーグMVP争い。レギュラーシーズン終盤の中、どんな結論が出るのか。(C) Getty Images

 長いレギュラーシーズンもいよいよ残りわずか。そんな中、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)によるアメリカン・リーグMVP争いは、現地でも大きな論争の的となっている。

 現地時間10月3日、米メディア『The Athletic』は、今季の個人タイトルに関する記事を掲載。2019年に米野球殿堂入りした名物記者のジェイソン・スターク氏が、各賞の有力選手を順位付けしており、ア・リーグMVPで、ジャッジの受賞を予想した上で、大谷との白熱したレース展開について自身の見解を改めて示した。

 今季も二刀流として奮闘している大谷は、投手として15勝(8敗)、防御率2.35を記録し、打者としても打率.275、34本塁打、OPS.882。そんな偉才のパフォーマンスを受けたスターク氏は、「ショウヘイ・オオタニ賞」の設立を提案し、「彼のような選手を見たことがない。野球界だけでなく、どのスポーツにおいてもだ」と絶賛している。

 また、「ショウヘイ・オオタニ賞」の設立については、「今年この賞が必要といえる特別な理由がある」と続け、「この地球上に彼のようなことができる人間は他にいないため、単純に毎年MVPを与えるだけになってしまう」と言及。今年のジャッジのように歴史的な選手がいたシーズンは特に、二刀流プレーヤーとの比較が困難だ。
 
 一方、ここまでロジャー・マリス(ヤンキース)が1961年に樹立したリーグ記録に並ぶ61本塁打を放っているジャッジに対しては、「我々にとって一日に4、5回は、何をしていても中断せざるを得ないほどの稀有な存在」と称賛のコメント。「打席に立つ彼の大きな存在感に注目する必要があるからだ」と続けている。

 今回、スターク氏が選んだア・リーグMVP予想の上位10名は以下のとおり。

1位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース) 
2位 大谷翔平(エンジェルス) 
3位 ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ) 
4位 フリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ) 
5位 アンドレス・ジメネス(クリーブランド・ガーディアンズ) 
6位 ホゼ・ラミレス(ガーディアンズ) 
7位 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ) 
8位 マイク・トラウト(エンジェルス) 
9位 ボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ) 
10位 ザンダー・ボガーツ(ボストン・レッドソックス)

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「今年はジャッジだ」と断言! 敏腕GMが白熱のMVP争いで大谷翔平を「ほとんど失格」とする理由は?

【関連記事】投げてはエース級、打っては主砲級! 異次元の活躍を見せる大谷翔平に米記者が訴え「満場一致でMVPであるべき」

【関連記事】"大谷翔平推し"のNBA名伯楽がア・リーグMVP論争に見解「オオタニは史上最高のシーズン。近いのは彼の昨季だけ
NEXT
PAGE
【動画】大谷翔平の8回無安打ピッチング&ジャッジの61号本塁打をプレイバック