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エ軍からの放出はありえない!? 大谷翔平の去就に米メディアも注目。NY局は剛腕デグロムとのトレードの可能性を説く

THE DIGEST編集部

2022.10.11

球界屈指の実力を持つ大谷(右)。彼の去就はデグロム(左)のそれにも影響する(!?)。(C)Getty Images

球界屈指の実力を持つ大谷(右)。彼の去就はデグロム(左)のそれにも影響する(!?)。(C)Getty Images

「もしも、(年俸)調停に持ち込まれていたらどうなっていたかは興味あるね。俺だけじゃなくて、みんながそれを見たかったんじゃないかな」

 これは10月2日にマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)が発した言葉だ。この前日に同僚の大谷翔平が、年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約に合意した際に、はにかみながらそう答えたのだ。

 いまやチームの欠かせない戦力となった大谷。それだけに年俸550万ドル(約7億9600万円)からの大幅昇給は十分に納得がいく金額だ。しかし、トラウトの言う通り、年俸調停に持ち込んでいた場合に、彼がいかなる契約を手にするのかは、実に興味深いものがある。

 もはや周知の通りだが、年俸調停を回避したからと言って、23年シーズン終了後に満了となるエンジェルスとの契約が延長されるわけではない。あくまで来年の年俸が決定したに過ぎないのだ。ゆえに大谷の去就は依然として、さまざまな可能性を残している段階。現地メディアでも情報は錯そうしている感がある。
 
 米紙『USA Today』の名物記者であるボブ・ナイチンゲール氏は、今回のエンジェルスの早期契約が「2023年シーズン中に契約延長を試みるという強い意思の表れである」と分析。さらに「彼らにトレードで放出する考えはない」と断じた。

 一方でニューヨークの放送局『SNY』は「退団」の可能性を説く。

 日頃から地元球団のメッツの情報を発信する同局は、今季終了後のオプトアウト権を持つ球界屈指の剛腕エース、ジェイコブ・デグロムがチームを離れる可能性を予想。そのうえで、「トレードを通じてショウヘイ・オオタニを、あるいはスティーブ・コーエン(オーナー)の札束を使って、FAでジャスティン・バーランダーを、デグロムの代わりに獲得することを想定していないとは思わない」と指摘した。

 はたして、大谷はいかなる決断を下すのか。それこそ“唯一無二”のスーパースターだけに、新たな契約がエポックメーキングなものになると同時に、影響は球界全体へと波及しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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