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大谷翔平&トラウトとの強力トリオが完成!? 名手コレアのFA決断に米メディアはエ軍入りを分析「実現する力はある」

THE DIGEST編集部

2022.10.15

FA決意を母国紙で打ち明けたコレア(右)。そんなスターを巡っては大谷らを保有するエンジェルスの補強も話題となっている。(C)Getty Images

FA決意を母国紙で打ち明けたコレア(右)。そんなスターを巡っては大谷らを保有するエンジェルスの補強も話題となっている。(C)Getty Images

 メジャー屈指の実力派遊撃手が一大決心を下した。

 現地時間10月13日、ミネソタ・ツインズのカルロス・コレアは、今オフに現行契約を放棄できるオプトアウト権を行使してフリーエージェント(FA)になる意向だと母国メディアで明らかにした。

 今年3月に3年総額1億530万ドル(約152億7000万円)でツインズと電撃契約を締結したコレア。注目を集めたなかで迎えた今季は、2017年以来自己ベストとなる打率.291をマーク。さらに22本塁打、64打点、OPS.833、出塁率.366の軒並みハイアベレージを記録して存在感を示した。

 ツインズでも実力を示しながら、3年契約(22年と23年)に付帯したオプトアウトを行使したコレアは、母国プエルトリコの日刊紙『El Nuevo Dia』の取材に「自分の健康状態、そして28歳というキャリアで一番いいタイミングを考えても、これは正しい決断だ。このチームや組織は大好きだけど、とても簡単な答えだ」と強調した。

 2年連続でFA市場に身を投じるコレア。今オフはトレイ・ターナー(ロサンゼルス・ドジャース)やダンズビー・スワンソン(アトランタ・ブレーブス)がFAとなるため、“ライバル”は少なくない。だが、得点創出力を示す指標「wRC+」が規定打席に到達した遊撃手の中ではリーグトップの「140」を誇った28歳を欲しない球団はおそらくない。とりわけ来季にコンテンダー入りを狙うチームにとっては垂涎の的だろう。
 
 すでにさまざまな噂が囁かれている。米メディア『Dead Spin』はコレアの決断を「MLB全体にちょっとした衝撃をもたらした」と報道して「新天地候補」にロサンゼルス・エンジェルス、ブレーブス、ボストン・レッドソックス、ドジャース、フィラデルフィア・フィリーズを列挙。そのうえで、大谷翔平との共闘となるエンジェルス入りの可能性について、こう説いている。

「エンジェルスはアンソニー・レンドーンに大型契約を与え、オオタニに2023年だけで3000万ドルを提示するなど、大物獲りをよくしている球団ではあるが、防御率3.70以下の投手がオオタニとサンドバルのみという現状を考えれば、投手の補填に力を注ぐ方が理にかなっている。しかし、理論的にはトラウトとオオタニの強力ラインナップをより強固にするのは間違いない。

 コレアの獲得は間違いなく攻撃面の大幅なアップグレードになる。そしてエンジェルスにはそれを実現させられるだけの力はある。しかし、ミナシアンGMはレンドーンのような大型契約には慎重になっていることを考えれば、必要なのは“動機”だ」

 かねてから大谷を「俺は彼のファンだ。心から尊敬するよ」とリスペクトしてきたコレア。この球界屈指のカリスマが、エンジェルスに加入するとなれば、まさに鬼に金棒だろう。しかし、市場でも屈指の人気銘柄になり得る彼の獲得にはあらゆる障壁があるだけに、実現する可能性は現時点でそう高くはなさそうだが、はたして。

構成●THE DIGEST編集部

 
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