10月20日、プロ野球のドラフト会議が行なわれた。今季セ・リーグ４位に終わった巨人は、１巡目に浅野翔吾（高松商）、２巡目に萩尾匡也（慶応義塾大学）、３巡目に田中千晴（国学院大学）、４巡目に門脇誠（創価大学）、５巡目に船迫大雅（西濃運輸）を支配下選手として選択。

　高校通算69本塁打を誇る強打のスラッガーである浅野は、阪神と競合の末、原辰徳監督がくじを引き当て交渉権を獲得したのだ。ドラフト会議後、水野雄仁スカウト部長は「100点です！」と総評した。

　そして「欲しいなと思った選手が思ったとおりに獲れました」と頬をほころばせ、「どうしても右が補強ポイントでしたので、萩尾くんも狙っていました。獲れて良かったです」と語った。さらに水野氏は支配下の選手はバランスを考えて選んだと話す。

「ピッチャーもいて内野手も１人欲しいということで門脇選手。船迫投手は、即戦力でいけるんじゃないかなと。右の変則でということで獲得しました」
  　また育成は以下８人を順々に選択した。松井颯（明星大）、田村朋輝（酒田南高）、吉村優聖歩（明徳義塾高）、中田歩夢（東奥義塾高）、相澤白虎（桐蔭学園高）、三塚琉生（桐生一高）、大城元 選手（未来高沖縄）、北村流音（桐生一高）だ。

　この結果に水野氏は、「松井選手は残っているとは思っていなかったので、１位で連れてこれたというのは、非常に大きい。そして田村投手もそうですが、高校生のなかでは上位でも引けを取らないので、育成２位で獲れたのは非常に嬉しいです」と来季から加わる新鋭に期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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