現地時間10月23日に今季のワールドシリーズ進出チームが決まった。アメリカン・リーグはニューヨーク・ヤンキースを4勝0敗で下し、圧倒的な強さを見せたヒューストン・アストロズ。ナショナル・リーグはサンディエゴ・パドレスに4勝1敗で勝利をしたフィラデルフィア・フィリーズだ。
長かったポストシーズンが終われば、今季の両リーグMVPの発表が待っている。ファンやメディアを大いに賑わせた、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)のア・リーグMVP論争にもようやく決着がつくわけだ。
そして、その後にいよいよ本格化してくるのが、来季に向けた各球団の補強だ。フリーエージェント(FA)やトレードなど選手たちにとっては落ち着かない日々が続くわけだが、そのなかでも小さくない注目を集めるのが、二刀流の"偉才"大谷である。
大谷はレギュラーシーズン終了直前の今月1日に、本人が権利を有していた年俸調停を回避し、年俸550万ドル(約7億9600万円)からの大幅昇給となる年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を締結。しかし、来季終了後に契約満了を迎えるため、依然としてトレードの噂は絶えない。
獲得に関する噂は、もはや枚挙に暇がない。そうしたなかで、とりわけ熱心とされているのが、来季に37年ぶりの"世界制覇"を目指すとされているニューヨーク・メッツだ。
今オフに契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っているジェイコブ・デグロムの流出の可能性がいまだ拭えないメッツ。そこで、彼らが注視しているのが、今季に28先発で、15勝、防御率2.33、奪三振率11.87という驚異的なスタッツを記録した大谷なのだという。
日夜メッツに関するありとあらゆる情報を発信している専門サイト『Metsmerized Online』のネイト・メンデルソン記者は"大谷獲得プラン"として、球界屈指のトッププロスペクトであるフランシスコ・アルバレス(捕手)、ブレット・ベイティ(内野手)、アレックス・ラミレス(外野手)の放出を断言。そのうえで「オオタニのトレードは絶対だ。彼がすることに匹敵する選手はいない。あらゆる選手を犠牲にしても、オオタニの獲得はワールドシリーズ優勝のために理にかなっている」と強く主張した。
この世紀のトレードが実現するかどうかは不透明ではある。しかし、仮にメッツ入団となれば、話題性はもちろん、本人が望んでいる「ヒリヒリとした戦い」にも身を投じられるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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そして、その後にいよいよ本格化してくるのが、来季に向けた各球団の補強だ。フリーエージェント(FA)やトレードなど選手たちにとっては落ち着かない日々が続くわけだが、そのなかでも小さくない注目を集めるのが、二刀流の"偉才"大谷である。
大谷はレギュラーシーズン終了直前の今月1日に、本人が権利を有していた年俸調停を回避し、年俸550万ドル(約7億9600万円)からの大幅昇給となる年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を締結。しかし、来季終了後に契約満了を迎えるため、依然としてトレードの噂は絶えない。
獲得に関する噂は、もはや枚挙に暇がない。そうしたなかで、とりわけ熱心とされているのが、来季に37年ぶりの"世界制覇"を目指すとされているニューヨーク・メッツだ。
今オフに契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っているジェイコブ・デグロムの流出の可能性がいまだ拭えないメッツ。そこで、彼らが注視しているのが、今季に28先発で、15勝、防御率2.33、奪三振率11.87という驚異的なスタッツを記録した大谷なのだという。
日夜メッツに関するありとあらゆる情報を発信している専門サイト『Metsmerized Online』のネイト・メンデルソン記者は"大谷獲得プラン"として、球界屈指のトッププロスペクトであるフランシスコ・アルバレス(捕手)、ブレット・ベイティ(内野手)、アレックス・ラミレス(外野手)の放出を断言。そのうえで「オオタニのトレードは絶対だ。彼がすることに匹敵する選手はいない。あらゆる選手を犠牲にしても、オオタニの獲得はワールドシリーズ優勝のために理にかなっている」と強く主張した。
この世紀のトレードが実現するかどうかは不透明ではある。しかし、仮にメッツ入団となれば、話題性はもちろん、本人が望んでいる「ヒリヒリとした戦い」にも身を投じられるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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