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ヤンキースの大谷翔平獲りを米敏腕記者が提唱! ジャッジのFA流出を見据えた「3歩先を考えた」仰天シナリオを語る

THE DIGEST編集部

2022.10.29

FAが濃厚視されているジャッジ(左)。その去就の話題性は、ヤンキースはもちろん、大谷(右)の動向にも波及している。(C)Getty Images

FAが濃厚視されているジャッジ(左)。その去就の話題性は、ヤンキースはもちろん、大谷(右)の動向にも波及している。(C)Getty Images

 世界一奪取に向けてニューヨーク・ヤンキースにとって、今オフのカギとなるのが主砲アーロン・ジャッジとの契約延長だ。

 30歳を迎えたスラッガーがもたらす貢献は計り知れないものがある。今季のレギュラーシーズンではアメリカン・リーグ新記録となる62本塁打をマーク。さらに打率.311、131打点、OPS1.111、長打率.686と桁違いの成績を残し、ヤンキースを3年ぶりの地区優勝へと導いた。

 圧倒的な打棒で異彩を放ったジャッジなのだが、今オフはフリーエージェント(FA)になる。開幕前にヤンキースから7年2億1350万ドル(約322億円)のメガオファーを固辞した男は、ヒューストン・アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ終了後には「まだ時間はあるんだ」と明確な答えを出さず。そんな“怪物スラッガー”の去就は、様々な論争を引き起こしている。

 そうしたなかで、ヤンキースがジャッジを流出した際の“仰天シナリオ”も提唱された。米スポーツ専門局『ESPN』の名物記者であるジェフ・パッサン氏は、現地時間10月28日に放送された米放送局『NBC』の動画配信サービス「Peacock TV」の人気番組「Rich Eisen Show」にゲスト出演。そこで、「ヤンキースは全てを差し出しても、オオタニと1年契約するしかないかもしれないよ」と大胆にも訴えたのである。
 
 周知の通り、大谷はレギュラーシーズン終了直前の今月1日に年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を締結。しかし、依然としてトレードの可能性は残されており、パッサン記者の指摘するヤンキース入りが不可能というわけではない。

 去るアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズで屈辱的な4連敗を喫したヤンキースについて、「チャド・グリーン、マイケル・キング、スコット・エフロス、DJ・ルメイヒュー、アンドリュー・ベニンテンディが怪我でいなかったのは確かだ。でも、この5人が戻ったところで、アストロズに勝てたとは私は思わない」と断言したパッサン記者は、「私は現状から3歩先を考えている」とし、こう持論を展開した。

「ヤンキースはここからどうしたいのかをハッキリと考えなければいけない。もしも、アーロン・ジャッジが移籍してしまうのなら、彼らはショウヘイ・オオタニとの1年契約のために全てを差し出す覚悟が必要になる」

 たしかにヤンキースでなら「競争力のあるチームで戦いたい」という大谷の“希望”は叶えられるかもしれない。しかし、現時点で地区優勝を果たした名門がロースターを根本から覆してまで大型トレードに動くかは不透明だと言わざるを得ない。

 いずれにしても、ヤンキースがジャッジと契約延長をできるのかどうかは、今オフの移籍市場を大きく左右するのは間違いないだけに、その動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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