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楽天残留の田中将大は「すべての迷いを断ち切った」――MLB再契約に至らなかった元ヤンキーススターに米メディアが嘆き

THE DIGEST編集部

2022.11.12

楽天に残留し日本一を目指すことを決めた田中。(C)THE DIGEST写真部

 楽天イーグルスの田中将大が、海外FA権を行使せずに残留することが決まった。今季で2年契約が終了することで、他球団への移籍も囁かれていたものの「来シーズンこそはリーグ優勝、日本一を」と本人は意気込んでおり、2023年も楽天で戦うことを決意している。

 過去2シーズン、田中の成績は計13勝と周囲の期待通りの結果を得られず、チームも優勝には届いていない。それでも、昨年は東京五輪代表としてチームの先頭に立ち、金メダルに貢献。来年のWBC出場も志願している。

 常に大舞台での戦いを求めるベテランは、昨年の楽天加入以降、これまで7シーズンを過ごしていたメジャーへの想いを持ち続け、MLB復帰の可能性を残していた。そのため今オフの動向は国内外から注目を集め、この楽天残留の一報には、米国メディアも高い関心を寄せている。

 米国のスポーツ情報を扱う『Essentially Sports』では、現地時間10日に田中の楽天との契約のニュースを配信。「元ニューヨーク・ヤンキースのスター、マサヒロ・タナカがキャリアに関する重大な決断。MLBファンは動揺」と銘打ち、MLB返り咲きとならなかったことへの米国内の反響を報じている。

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 まず「マサヒロ・タナカは先日、国際フリーエージェント(FA)権を行使しないことを明言した。タナカはこれからも日本プロ野球リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーすることになる」と楽天残留を報じた。
 
 そのうえで「ヤンキースとのさらなる提携はほぼシャットアウトということになる。日本に帰国してからも、MLB復帰への憶測は絶えなかった。しかし、最終的な決断を下し、すべての迷いを断ち切った」と田中と米球界についての見解も記している。

 ほかにも「MLBファンからは、この発言に対する感想がネット上に溢れかえっている」と今回のニュースに対するSNS上のコメントを掲載。「ヤンキースに戻ってこないのは悲しいがイーグルスを応援する」「マサが必要だが、頑張ってくれ」「NYで会えなくなるのは寂しい」といった国内の反応をも紹介した。

「元ニューヨーク・ヤンキースのスター選手の決断」とも称するなど古巣との繋がりも強調した同メディア。多くのMLBファンや現地メディアからのエールを受け、日米通算190勝を誇る右腕は、来季も楽天の一員としてNPBのマウンドに登る。

構成●THE DIGEST編集部

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