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メッツ、辣腕GMの経験値を武器に千賀獲りへ!? かつては大谷翔平、田中将大の移籍にも尽力したキーマンに米メディア注目

THE DIGEST編集部

2022.11.19

海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀。メッツも強い関心を抱いているという。写真:徳原隆元

 福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大は今オフ、海外FA権を行使してメジャーリーグ入りを表明。日米のストーブリーグの主役のひとりとして、すでに多くのメジャー球団から視線が向けられてきた。

 そしてここに来て、米国内より千賀獲得へ向けた本格的な動きが伝えられるなか、これまで海を渡った日本人選手に大きな影響を及ぼしてきた人物の名前がフォーカスされている。

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 米スポーツ放送局『SNY』では現地時間11月17日、ニューヨーク・メッツが千賀との交渉の場を設けると報じる記事の中で、ゼネラルマネージャーのビリー・エップラー氏の存在に触れており、「コウダイ・センガを獲得できるかどうかに、大きな役割を果たす可能性がある」と記している。

 エップラー氏はかつてロサンゼルス・エンジェルスや、ニューヨーク・ヤンキースでもスカウトやGMを務めており、大谷翔平や田中将大の米球界移籍にも尽力するなど辣腕を揮ってきた。そのエップラー氏について「ヤンキースのスカウト、そしてアシスタント GM として、エップラーはマサヒロ・タナカを長い間追いかけ、日本での高校のトーナメントでもチェックした。そして彼はショウヘイ・オオタニとも関係を築き、二刀流のスーパースターがアナハイムでプレーすることもサポートした」と日本人選手との関係を振り返った。

 さらに「メッツが2023年の先発ローテーションに向けてピースを配置する際に、センガをどれだけ優先すべきかを決定するため、エップラーの経験値は非常に重要となる。センガは近いうちにいくつかのチームを訪問する予定とも伝えられていて、メッツも彼に強い関心を持っている」と指摘。

 また同メディアは「センガはメッツとであれば 6000万ドルから 6400万ドルで 4年、7500万ドルから 8000万ドルでおそらく5年の契約を結ぶのではないか」と予想しており、その上で「どんな決定になるにせよ、エップラーが日本の野球界に精通していることは、メッツやセンガ本人の意思決定を左右する上で非常に重要となる」と綴っている。

 記事では他にも「彼は真の先発投手に進化しており、スライダーは他の投球と組み合わせて使えば、どんな打者も圧倒できる」と千賀の投球スキルにも言及している。高い評価を受け続ける千賀と、日本人投手のクオリティを熟知しているエップラー氏の関係は今後、どんな展開を見せるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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