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MLB

パワーと強肩が売りのブンブン丸で「あの人」と瓜二つ。エンジェルスに加入したハンター・レンフローの「トリセツ」<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.11.23

少々粗っぽいが、年間25本塁打以上は計算できるレンフロー。強肩も武器だ。(C)Getty Images

少々粗っぽいが、年間25本塁打以上は計算できるレンフロー。強肩も武器だ。(C)Getty Images

 11月22日(現地)、エンジェルスは若手投手3人との交換でブルワーズからハンター・レンフロー外野手を獲得したと発表した。

 来年1月で31歳になるレンフローは、今季は125試合で打率.255、29本塁打、72打点、OPS(出塁率+長打率).807をマーク。短縮シーズンの2020年を除く過去5シーズンはいずれも25本塁打以上を記録している。また、ライトからの強肩も大きな武器で、19年と21年に外野捕殺数でリーグ1位を記録。スタットキャストの「強肩ランキング」でも、MLB上位5%以内に入っている。

 弱点は打撃の粗さ。打率が低く、四球をあまり選ばないとあって、メジャー定着以降で最も出塁率が高いシーズンでも.315。ブンブン振り回すので三振も必然的に多い。このため、上位や中軸ではなく6~8番に置くのが最適の起用法だろう。

 いい意味でも悪い意味でも選手として完成されていて、ここからの大化けは期待しにくいが、一定レベルの活躍は期待できる、そんな選手だ。
 
 メジャーデビューした16年から19年まではパドレスでプレーし、その後はレイズ、レッドソックス、ブルワーズ、そして今回のエンジェルスと毎年在籍チームが変わっているレンフロー。来季は大事なFAイヤーだけに、例年以上に気合十分で臨むはずだろう。

 もう一つ、レンフローについて日本のファンにあらかじめ注意しておきたいことがある。それは、マイク・トラウトによく似ていることだ。

 顔立ちはもちろん、広い肩幅にがっちりした上半身も含め、まるで生き別れた兄弟のようにそっくり。来季はトラウトがセンター、レンフローがライトを守ることが多いはずだから、戸惑いを覚えるファンも出るだろう。レンフローは185cm・104kg、トラウトは188cm・106kgなので、「少し大きい方がトラウト」と覚えておこう。

構成●SLUGGER編集部

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