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黄金メンバーが集う侍Jに韓国メディアは「過去にないほど最強」と戦々恐々。イエリッチ参戦の可能性に危機感も

THE DIGEST編集部

2022.12.25

大谷(左)、ダルビッシュ(中央)、鈴木(右)らの参戦が決まったWBCの侍ジャパン。彼らの存在は海外メディアを大いに恐れさせている。(C)Getty Images

 来春3月の開幕が迫っているワールドベースボールクラシック(WBC)。6年ぶりの開催に向けては、各国がメンバー選考を着々と進めており、アメリカやドミニカ共和国などの優勝候補とされる列強国が大物メジャーリーガーたちの相次ぐ参戦で話題を振りまいている。
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 無論、3大会ぶりの世界制覇を目指す日本も準備に余念がない。すでに大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)らが参加の意向を表明。さらに来季からのメジャー移籍を果たした千賀滉大(ニューヨーク・メッツ※アメリカで行なわれる決勝ラウンドからの参戦か)に加え、アメリカ人ながら日本にゆかりのあるスティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)やラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)といった実力派の選出も有力視されており、NPBの選手たちを考えても充実の戦力値と言える。

 そんな侍ジャパンの存在は、ライバルたちにとっても脅威でしかない。東京ドームで行なわれる1次ラウンドで激突する韓国のメディアは、思うように捗っていないとされる母国代表の強化と比較しながら日本の戦力を分析している。

 まず、日本について「日本は最強軍団を築き上げている」としたポータルメディアの『聯合ニュース』は、大谷ら大物メジャーリーガーの選出決定を受け、「スズキやオオタニといった看板選手に加え、国内(NPB)の選手たちも派手な日本は、WBCで過去にないほど最強の戦力を見せつけようとしている」と指摘し、危機感を募らせた。
 
 さらに日刊紙『スポーツ朝鮮』は、今大会の各国戦力をふまえて「文字通りのスターウォーズになる」と強調。「グローバルな形がこれからの野球の姿として必要」と語る日本の栗山英樹監督が「代理人とは話した」というクリスチャン・イエリッチの日本代表招集の可能性について「十分にある。日本はもう過去のチームとは違う姿勢を取っている」とし、いまだメジャーリーガーたちの正式な参戦確認が取れていない韓国代表との差を憂いた。

「韓国も日本と同様、韓国人メジャーリーガーに参加を呼びかけてはいる。だが、今の日本に2019年に44本塁打を放ったイエリッチが加わるとなれば、日韓戦における負担は並大抵のものではなくなる。WBCで2大会連続1次リーグ敗退の屈辱を洗い流そうとしている韓国にとって、大きな暗雲が立ち込めることは必至だ」

 はたして、日本はさらなる戦力強化を図っていけるのか。韓国代表の動向とともに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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