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プロ野球

【どこよりも早い2023ドラフト候補ランキング│31~50位】仙台育英・仁田、山形中央・武田など有力高校生左腕が登場<SLUGGER>

西尾典文

2023.01.01

昨年夏の甲子園で優勝も経験した仁田。今春のセンバツではエースとして期待される。写真:西尾典文

昨年夏の甲子園で優勝も経験した仁田。今春のセンバツではエースとして期待される。写真:西尾典文

 2022年のドラフト会議が終わってまだ2ヵ月余り。だが、プロ野球12球団のスカウトたちはすでに23年のドラフトに照準を定めている。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での23年ドラフト候補ランキングを選定した。まずは31~50位を紹介しよう。

▼50位:有馬諒[捕手・関西大]
(ありま・りょう/右投右打/近江)

 近江高で林優樹(西濃運輸→楽天6位)などとバッテリーを組み、当時から注目度の高かったキャッチャー。大学進学後も早くからリーグ戦でマスクをかぶり、2年秋から3季連続でベストナインも受賞している。高校時代からの成長度合いは少し物足りないが、安定したスローイングと落ち着いたプレーぶりはさすが。多くの大舞台を経験している点も魅力だ。
タイプ診断:#経験豊富

▼49位:泉口友汰[遊撃手・NTT西日本]
(いずぐち・ゆうた/右投左打/大阪桐蔭高→青山学院大)

 高校時代から守備には定評のあったショート。青山学院大では二部でのプレーが多く、4年春には不振だったこともあってプロ志望届を提出せずに社会人に進んだ。NTT西日本でも1年目からレギュラーに定着し、公式戦でも活躍。攻守にプレーの形が良く、脚力も備えており、総合力の高さが魅力だ。
タイプ診断:#名門出身
▼48位:磯貝和賢[投手・中京大]
(いそがい・かずよし/右投右打/中部大第一高)

 スケールの大きさが魅力の大型右腕。リーグ戦での実績は乏しく、昨年は故障もあって成績を残すことはできなかったが、恵まれた体格から投げ込む150キロ前後のボールは数字以上に威力がある。フォームに目立った悪い癖もなく、このタイプにしては制球も悪くない。最終学年で結果を残せば一気に評価を上げる可能性もありそうだ。
タイプ診断:#剛腕

▼47位:友田佑卓[捕手・日本大]
(ともだ・ゆうたく/右投左打/九州学院高)

 東都二部ながら攻守に高い能力を誇るキャッチャー。とにかく捕球から送球までの持ち替えが素早く、二塁送球はコンスタントに1.8秒台前半をマークする。ミットの動かないキャッチングとボールの正面に入れるブロッキングも高レベルだ。打撃も2年秋以降は目立った成績を残していないが形は悪くなく、パンチ力でも目立つ存在だ。
タイプ診断:#万能型捕手

▼46位:真野凛風[投手・同志社大]
(まの・りんか/右投左打/天理高軟式)

 高校時代は軟式野球部でプレーしていた経歴を持つ大型右腕。大学では2年時から投手陣の一角に定着すると、昨年は大学日本代表候補にも選ばれるなど急成長を遂げた。長身で力みのないフォームから投げ込むボールは角度があり、大きく鋭く変化するスライダーは必殺のボール。関西の大学球界でもスケールの大きさは屈指の存在だ。
タイプ診断:#異色の経歴

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