新年が開けた。振り返ると、2022年のメジャー・リーグ(MLB)は人々の記憶に刻まれる大記録や華やかなスーパープレーが生まれたシーズンでもあった。
現地時間12月31日、MLB公式サイト『MLB.com』は2023年シーズンに向けて、30球団の触れるべき昨シーズンの驚愕スタッツやトピックを紹介している。
まず同サイトは5年ぶり2度目のワールチャンピオンに輝いたヒューストン・アストロズについては「ヒューストンのブルペンが、ワールドシリーズ優勝への道筋で圧倒的な存在感を示した」と鉄壁のブルペン陣を称賛。
それはデータでも証明されており「アストロズのチーム防御率は「0.83」。対戦相手の打率.126、出塁率.215、長打率.208、WHIP0.75。1回のポストシーズンで最低35イニングのリリーフを務めたチームのブルペンで、この数字は最高成績だった」と盤石のリリーフ陣が5年ぶりの世界一をもたらしたと強調している。
個人記録という面で言えば、やはり歴史的なスタッツを残した男にフォーカスを当てている。シーズン最多リーグ62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)について「ジャッジの62本塁打は、ヤンキースのスラッガーがアメリカン・リーグのシーズン最多記録を樹立し、米球界を魅了した。彼は三冠のチャンスもあったが、最後は首位打者を逃したものの、本塁打と打点でタイトルを獲得した」と前人未到の記録を打ち立てたジャッジを称えている。
そして、ア・リーグMVPはジャッジに譲ったが、今季も米球界を席巻した稀代の二刀流スター、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍をMLB見識者らは見逃さない。
「ショウヘイ・オオタニは驚きを与え続けている。2022年シーズン、打者では34本塁打(リーグ4位)を放ち、打率.273、長打率.519(リーグ5位)。投手としては、28試合に先発して15勝(9敗)、166イニングを投げ防御率2.33(リーグ4位)、219奪三振(リーグ3位)を記録した」
大谷以外の日本人メジャーリーガーでは、昨季メジャー1年目を終えた鈴木誠也(シカゴ・カブス)に好評価を与えており、シーズン開幕して間もない4月の大活躍について触れている。
「セイヤ・スズキのキャリアは、2022年シーズンのカブスに多くのエキサイティングな瞬間をもたらした。彼のメジャーでのキャリアは9試合連続安打から始まった。これは1943年のアンディ・パフコに並ぶ1900年以降カブスでキャリアをスタートした選手による最長連続安打記録であった」
それに加え、記事内では怪我のためチームを離れた時期もあったなか、復帰後は貴重な本塁打を放つなど、ここぞの場面でチームを助けた打棒は注目に値するとも綴っている。
シーズンオフには、ソフトバンクの千賀滉大が海外フリーエージェント権を行使してニューヨーク・メッツへ入団。オリックスの26年ぶり5度目の日本一に貢献した吉田正尚がポスティングシステムを利用してボストン・レッドソックスに入団し、日本人メジャーリーガーに注がれる注目度は高い。
はたして今季のMLBはどんなドラマが待っているのだろうか。日本人メジャーリーガーの活躍とともに、2023年シーズンも見逃せない戦いが始まる。
構成●THE DIGEST編集部
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まず同サイトは5年ぶり2度目のワールチャンピオンに輝いたヒューストン・アストロズについては「ヒューストンのブルペンが、ワールドシリーズ優勝への道筋で圧倒的な存在感を示した」と鉄壁のブルペン陣を称賛。
それはデータでも証明されており「アストロズのチーム防御率は「0.83」。対戦相手の打率.126、出塁率.215、長打率.208、WHIP0.75。1回のポストシーズンで最低35イニングのリリーフを務めたチームのブルペンで、この数字は最高成績だった」と盤石のリリーフ陣が5年ぶりの世界一をもたらしたと強調している。
個人記録という面で言えば、やはり歴史的なスタッツを残した男にフォーカスを当てている。シーズン最多リーグ62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)について「ジャッジの62本塁打は、ヤンキースのスラッガーがアメリカン・リーグのシーズン最多記録を樹立し、米球界を魅了した。彼は三冠のチャンスもあったが、最後は首位打者を逃したものの、本塁打と打点でタイトルを獲得した」と前人未到の記録を打ち立てたジャッジを称えている。
そして、ア・リーグMVPはジャッジに譲ったが、今季も米球界を席巻した稀代の二刀流スター、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍をMLB見識者らは見逃さない。
「ショウヘイ・オオタニは驚きを与え続けている。2022年シーズン、打者では34本塁打(リーグ4位)を放ち、打率.273、長打率.519(リーグ5位)。投手としては、28試合に先発して15勝(9敗)、166イニングを投げ防御率2.33(リーグ4位)、219奪三振(リーグ3位)を記録した」
大谷以外の日本人メジャーリーガーでは、昨季メジャー1年目を終えた鈴木誠也(シカゴ・カブス)に好評価を与えており、シーズン開幕して間もない4月の大活躍について触れている。
「セイヤ・スズキのキャリアは、2022年シーズンのカブスに多くのエキサイティングな瞬間をもたらした。彼のメジャーでのキャリアは9試合連続安打から始まった。これは1943年のアンディ・パフコに並ぶ1900年以降カブスでキャリアをスタートした選手による最長連続安打記録であった」
それに加え、記事内では怪我のためチームを離れた時期もあったなか、復帰後は貴重な本塁打を放つなど、ここぞの場面でチームを助けた打棒は注目に値するとも綴っている。
シーズンオフには、ソフトバンクの千賀滉大が海外フリーエージェント権を行使してニューヨーク・メッツへ入団。オリックスの26年ぶり5度目の日本一に貢献した吉田正尚がポスティングシステムを利用してボストン・レッドソックスに入団し、日本人メジャーリーガーに注がれる注目度は高い。
はたして今季のMLBはどんなドラマが待っているのだろうか。日本人メジャーリーガーの活躍とともに、2023年シーズンも見逃せない戦いが始まる。
構成●THE DIGEST編集部
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